余儀なく巣ごもりを要求されているこんな時代こそ…準備にはもってこいだと思いました。何の準備? 次のステップを踏むための準備です。職人がよく使う工程図にPERT と言うスケジュール管理がありました。あ、この工程が動き出すにはこっちの工程が間に合わないとだめだなぁとかまぁ全体を俯瞰できる方法の1つだと思います。僕は自分の少ない経験から…一番時間がかかるのは人間関係だと思っています。その人の癖とか得意技とか寝技とか?飲み込んでおくと用が頼みやすいですよね。先日ちょっとお話しした、かな?今度呼びかける、微助っ人クラブ、の微助っ人、って、どの程度までのお手伝い?早速簡単な事例が持ち上がったので…すぐに第1条、第2条ができました。第1条:代行業に頼めるところはそちらに頼んでいただく。第2条:契約に基づかないで用を足すためにリスクは各自持ち。
先輩の実体験をお話しします…あるところで年寄りが暇なのでボランティアでマンツーマンで子供たちを見る施設がありました…するとすぐに問題発生です…何かあったら誰が責任取るんですか? せっかくうまくいっていたのにそれでおじゃん、です。子育て真っ最中のお母さんたちが10分間だけ1時も目を離せない子供から目を離す時間ができたら1時間分ぐらいの価値がありはしないでしょうか。僕は子供産んだこともなければ育てたこともありません…ですけど忙中閑ありのありがたさは急ぎの仕事に追いまくられた経験から、理解しているつもりです。荷物を一緒に持ってあげる、棚の上のものをとるのでもいい、洗濯物を取り込むのでもいい、ゴミ出しでもいい、スマホの基本的な操作を教えて欲しい、新商品の使い方がわからない…この指とまれとフラグを上げるのは…PERT図にタイトルをつけるようなものです、フラグを上げた途端…だめな理由が目白押しです。昔はだめな理由を挙げるのは年寄りが多かったと思いますが今はきっと社会のシステムがよく理解できている若い人たちがだめな理由をたくさんあげてくれるのではないかと思っています。ちょっと行き過ぎではありませんか。僕はそう思っています。自分も暇ではないけれどちょっとしたお手伝いならむしろしたい、そんな動機でよろしいんじゃないでしょうか、手が動かせなくても口が動くので何かアイデア出せるかも、です。そのぐらいのノリです。
…さて人が集まってくださったとして…次にやる事は…トライ&エラーを効率的にやることではないかと思います。こんな雲をつかむような話を今度広報でメンバー募集広告が出たら電話で説明しなければなりません。おしんこクラブに人が集まってくださったようにどんな方がどんな興味で電話してきていただけるのか今から楽しみにしています。皆さん何を考えているのかはたまた何を考えていないのかいずれにしても少し知ることができます。Google検索ではそんな簡単なことも確認することができませんので。
PERT図がわからなっかったので、ぐぐってみると「Program Evaluation and Review Technique」の略で、業務の流れをネットワーク図にしたものとありました。ああプログラミングのはじめにつくるフローチャートのことかと理解しました。コロナによって分断されたサプライチェーンの問題などもこんな風に考えるとわかりやすいですね。世の中が職業や組織によって専門化・細分化してますます複雑になってお互いの意思疎通が難しくなってきているように思いますが、大村さんのように多方面の世界を横断的に経験して人間関係を築いてきた人の表現は具体的で 説得力があります。
契約に基づかずに用を足す、簡単なことが難しい世の中になりましたね。何でもかんでも契約。事故など不測の事態に備えて、自分に責任がかからないようにしておく。そのため、みんなエラク消極的になる。あ~、つまらない。
あるところ(関東のある県)で、そのオジサンはかつて教師をしていてもうとっくに退職しているのですが、旅行や飲み会で忙しい。それで自分の母親を施設に預けている。その施設で、誤嚥性肺炎とやらお母さんが亡くなった。これは、お年寄りの口に食べ物を入れる介護員が食事を急がせて、先のをまだ飲み込めずにいるところへまたスプーンでご飯を入れたから・・・だそうで、責任者を訴えることにしました。
介護施設側では何とか穏便に、ということで慰謝料を払って示談にしたんだけど。
聞いてみると、介護者不足で一人が何人ものお年寄りを担当するので、車椅子の老人をずらりと8~10人くらい並べておいて、次々にスプーンで食べ物を口に入れていくのだそうです。彼女たち(女性が多い)も、早く帰って自分の子供に食事をさせなければならないので、つい急いでしまう。
親を殺された、と喚いているこの元教師、時間はあり余るほどあるんだから、親の世話を自宅でというのは厳しいとしても、食事時間に自分が行ってみんなに食べさせるのを手伝ってあげよう、と思ったこと…一度もないみたい。こういう人が学校で「思いやり」や「正義」を教えるんですねえ。