1月23日(木)
陽の当たらない路地の奥の家の台所の奥の4畳半が面白い。少しずつ変えていくのが面白い。家具の配置とか家具そのものとか。
4畳半はとても狭いので余分なものはおけない分、一つ一つの家具の役割がとても大事になってくる。家具のひとつひとつが僕の手足の延長のような気もしてくる。
いよいよ洞窟の中で暮らしているような気分もしてきて、とても安心感がある。
家を開くためにまず自分の居場所を確保する。家の1部を他の人が使っていても自分の居場所があるので気分的な独立は確保されているので特に問題はない。
家の一部を他の人が使うことについて肝心な事は多分、人がではいりしていても落ち着ける自分の場所が確保できること、だったと、やっとわかった気分。
他人の家の一部を間借りしているような気分も結構面白い。微妙なバランス感覚を楽しんでいるようなところもあるのかもしれない。
僕は地球への招待客?
もう少し居させてください、、なんてね。
人間にはちょっと猫的な本能もあるのでは。猫って周りをしっかり囲まれた狭い空間が好きですよね。私も子供の頃廊下の端にある棚の下のスペースが気に入っていて、よくそこに入り込んで一人で遊んだものでした。誰かがそういう場所はお母さんの子宮の中みたいだからって言ってましたけど。
後年、一度猫を浜に連れていくとギャーギャー鳴いてもう大変。これをAgoraphobiaって言うのかしら。猫には閉所恐怖症はないのでしょうね。