1月16日(木)千葉県立美術館の浅井忠の展覧会よかった。会場が静かだったのでゆっくり鑑賞できた。絵を描く興奮と喜びが伝わってくる。時代をやすやすと超えて伝わってくる息吹を感じてこちらまで元気になる。館内の喫茶店で興奮を覚まし帰宅。ちょっとした外国旅行した気分。微助っ人クラブに加入してくれる人がいて脱退していく人もいる。出入り自由なクラブに僕自身がまだ慣れていない。まぁそのうちに慣れるだろうと思う。付かず離れずの距離感に浸りつつ少しずつ行動範囲を広げていきたい。
浅井忠の作品をネットで見ていて気付いたことがあります。
この画家は日本の景色を描いても西洋画みたい、と言いましたが、風景画って面白いですね。
私はこちらで、初夏から夏にかけてポプラ並木やその上の雲を眺めていて、ふとモネの絵にあるような日傘をさした優雅な婦人が現れそうな錯覚にとらわれたりします。びっしりと蔦が絡まった古い大木を見ても、いつか西洋画にもこんな樹があったっけ、と思ったり。マロニエの木陰でお茶する女性たちは、服装を変えればルノアールそのまま。ゴッホの麦畑も周りにたくさんあります。(これって、自然は芸術を模倣するってこと?)
ということは、日本画・浮世絵で富士山とか江戸の情緒について自分なりのイメージを持つインバウンドの人達は、富士山を見て、あ、広重の描いたのと同じ、なんて思うのでしょうか。
いや、もしかして、アニメと違う、なんて言うのかな。それはちょっと残念。