1月15日(月)
午後4時ごろになるとお酒のつまみを考えながら寝床の湯たんぽ代わりの電気座布団のスイッチを入れる。これが最近の日課だ。
兄に寄り添っていろいろ提案してきた僕が兄から逆に影響を受けている。シンプルライフを目指してね…と施設に移ってから言い続けてきた。いつまでも生きるわけではないので…。知らない間に僕自身にも言い聞かせていたのですね。
兄は室内でも車椅子を使っており最近では驚いたことに伝え歩きまでできるようになってきた。ちょっとした外出が何よりの楽しみのようだ。車椅子を押してくれるヘルパーさんがいればマックにも行けるし百均ショップにも行ける。
軽いランニング位今でもできそうな気がするがもう駆け出すこともないだろう…これは僕自身のことです。
「転がっていく」という言葉が今朝思い浮かびました。転がって行こう…目を回さない程度にゆっくりと転がっていく。その意味はゆっくりころがりながら考えるとして。
今まで暮らしていた街の雰囲気そのままに老人介護施設がある…その介護施設には近所に住む、その施設をデイケアの場所として利用するために通う人たちも出入りする…昔からそうあるべきと言われてきたことがこんな形で実現されてきた。多分、これからの標準の1つには、なっていくだろうと思う。
それを可能にしているのは多分、だいぶ前にできた「定期借地権」。長期にわたる期限付きの借地権、、つまり取得に多額を要しない土地の有効利用のための便法/便利な方法。
法律を作り実行していく。日本もこれからみんながそれが1番良い方法だと気がついてそうしていけばいいな。
「そうなっている」…中身をたどればそうしようと思う気持ちがいつの間にか、「そうなっていた」。日本人的な合意と言ってみる。それで多分いいだろうと思い始めました。
その前段階としてまずは使い勝手の良い、街の条例を作り、実行してみる…良いとなったらみんなが真似をする、、いつしかそれが法律になっていた、そんな流れ。英国に学べ…慣習法が法律。コモンセンス。
今必要なのはそうあるべきことをそうだと表明する態度かもしれない。そうあるべきことを見つけて行動することを日課にしていこう。できるかなぁ。
雰囲気作りぐらいできるさ、きっと…あはは🤣
(ぼーっとしているのだけれど…気がつくとずいぶん時間が経っていた…そんなことが増えてきた。これって…僕のおばあちゃんの時間じゃないだろうか…数え年で75歳で往生したのおばあちゃんが達した世界、、かぁ、、あの世が近くなってきたので予行演習かもしれない))
定期借地権らしきものについて初めて知ったのは、もう五十年余り前、シンガポールの留学生からでした。かの国では、土地は全部国有で、国民は百年ぐらいの単位で土地を借りて住んでいる、と聞いて、それはいいやり方だなあ、と思いました。それなら土地の買い占めとか投機とかは無くなるでしょ。よほど国土の広いアメリカやロシア、中国は別として、限られた国土で暮らす人々には、住む場所の広さに大差がないようにすべきではないでしょうか。
そんなことを考えているうちに、バブル経済で土地の価格が途方もなく上昇して。みんな借金までして投機用に土地を買って。挙句の果てに・・・でも、日本人って本当に凝りているのかな。