1月14日(日)
僕が使っていた小さな机、兄の所へ持っていってしまったのでちょっと不便になっていましたが、また代わりになるものがリサイクルセンターにあったので、もらってきました。
もともとはパソコン作業台だったものの上の棚を取り外し机として使います。早速そうしてみて…気に入りました。
ついでにちょっと片付け物をして、ゴミの整理をしたり頭の中の整理をしたりぶらぶらして過ごす。G線上のアリアから演歌まで適当にトランペットにミュートをつけて吹きならす。
夕方初雪が降っているとスマホに出たので戸を開けるとなるほどちらほら。
フランスパンを輪切りにしてガーリックトーストにしたやつをかじりながらウイスキーのお湯割りをちびちびやりだした。体に染みていくのがわかる。
(兄がやっと担当のケアマネさんの名前を覚えたのでびっくりした。新しい環境が兄に良い影響を与えているのは明らか。
兄に良かれと思うことはどんどん提案する。最初は誤解することが多くてもちゃんと兄が選びとっていくことにこれまたびっくりする。短期記憶がおぼつかなくてもこちらがそれなりにそのことを承知していれば、兄が日常生活に困らないのが 一番良い。顔つきが一気に穏やかになってきて…ここはもう動きたくないとまで言うまでになった。
突然、降りかかってきた役割…押し付けられて避けられず仕方なくやってきたことが、、報われた、、早く逃れたいが為にやってきたことが結果として兄に尽くしたことになり、僕自身も救われた。
振り返れば、兄が助けてくれと声を上げた時から…僕自身が「兄を学習」した2年間だった。
1ヵ月前、兄が施設に移った時を境に、兄の気持ちを代弁して家の整理から仏壇の整理まで、一方的に家族LINEで甥っ子たちにどんどん知らせてきた。
兄の考えそうな心配事ややりたいことを次々に甥っ子たちに伝えていく。それは「経験」と言われるもので、知っていれば良いことなので伝えればそのとおりにするしかないだろう。僕自身も兄の代弁ができる位には兄を理解してきた学習の成果とも言えるだろう。
入所して1ヵ月にもならないと言うのに兄の環境の激変を支えているのは制度と、それを運営する人々のおかげ。
去年の9月に建ち上がった施設なので日々勉強を重ねていくのはスタッフも同じことだろうと感じる。
後期高齢者も次の時代へのメッセンジャーボーイ位にはなれるかな…今日は日曜日…何にもしたくない、、しばらくぼーっとしていたい、、兄の方は、今日も色々な人に構われて結構忙しいことだろう…あはは。
フランスパンのガーリックト―スト、私も好き。あら、急に食べたくてたまらなくなっちゃった。フランスパンの買い置きはないけど、プチパンがあるから、それにニンニクを刷り込んでみよう。ウイスキーはあるんですが、飲んだことがありません。少し濃い果実酒を試してみます。
特別なご馳走ではなく、こういう普段の好きな物って大事ですよね。段々食が細って来るから(なのに痩せない)好みをもっと大切にしなければと思います。