1月9日(火)
水の中は別世界。体重は浮力を受けて10分の1、僕の場合は5キロ位の重さしかない。うまく操れるとこんな面白いことはそうそうない、宇宙遊泳気分。水にプカリと浮かんだ身体を手と足をボートのオールがわりに動かす。豆腐よりやわらかな水をしっかり捕まえて手足をシンクロさせて掻くとすーっと進む。
心もこんなふうに操れたら面白いだろうな。昨日は空いていたのでお昼近くまで泳いでいた。
家に戻り昼食。
四つ木御殿へ行き、押し入れのカウンターの縁に緩衝材を貼り、それを背当てにして部屋の中を見渡すとほんの50センチほど視点が後に行くので見渡した狭い部屋がまるで違う風景に見える。その途端…子供の視点を思い出す。子供たちには大人とは全く違う世界が見えている。
カウンターを机代わりにして照明をつけ、手近にあった絵本を手に取る。たちまち、絵本の世界に入り込む。やはりそこも別世界。
四つ木御殿のあのカウンターを「離れ」の書斎と考えればそれはそれでちょっと違う世界が開ける、楽しめる、やっぱり僕は安上がりな人間だ。
(兄の環境がある程度整いだしたので、兄と甥っ子たちにそれぞれ今後について、主に、家とお金の管理について助言をしておいた。どんな結論を彼らが選ぼうと僕としては精一杯今後の環境の変化について事前に手を打っておくべきことを伝えたつもりだ。弟としてまたはおじさんとしてはこれが精一杯。これ以上首を突っ込めば余計なお世話になる。それでもお呼びがかかれば…ボランティア気分で、、といっても日当はちゃんと払ってもらいますが、忙しくて、そのくせある意味、呑気な人たちを手伝っていこうと思います、人生は長いようで短い、短いようで結構長い、、後期高齢者ともなればこんなことも言えてしまう、あはは🤣
ついでに言っておこう、、後はどんどん衰えていく体を出来る限りコントロールして子供に負けない、老人だからこそ見えてくる新しい視点を大切にして生きてみたい、たまには格好もつけたい)
私は水泳を禁じられていたので、泳ぐことへの憧れが強く、よく泳いでいる夢を見ます。心理学者だか何だかエライ人のいうには、それは母親の胎内で羊水の中を泳いでいた記憶のせいだそうですが、だとしたらどの人もそういう夢を見るはずですよね。でも、あまり聞かない。