10月16日(月)
物語全体で気になっているシーンがいくつもありますが、そのうちの1つ…
祥太郎の子、亜紀が遠くから思いを寄せていた籾二を誘い込んで…誘い込んだもののどうしていいかわからず、四方山話、間が持てなくてワインなど振る舞う…酒にからきし弱い籾二は、走りに特化した体をベッドに横たえる…日ごろのハードトレーニングの溜まった疲労がアルコールで解かれて、すぐに眠りに落ちる
大胆にも亜紀は、といっても恐る恐る、籾二の身体をチェックすることになる。短距離走者の体はどうなっているのか…。
思っていた通りの筋肉の構造、短距離走者の体だ。
それにしてもこんなたぷんたぷんな筋肉がなんであんな瞬発力を発揮するんだろう、亜紀は、籾二のももやふくらはぎの柔らかい餅のような筋肉の感触を確認するかのように筋肉を挟んだ手に力を込めてみた。
亜紀は次第に動悸が高まるのを感じていた、深呼吸をして前から気になっていた箇所に接近する。
亜紀は籾二の道具をためつすがめつ見てからそっと触ってみた、ふにゃっとしてる。なるほどなるほどこういう構造か、ほぼ、図鑑にあった通りだ。自分のものは子供の頃からお風呂場でちゃんとチェック済み。
よくよく調べて見ると自分自身は下半身に3つの穴を持っている。お風呂に入る度チェックしていた。周りの女の子はそんなことすらちゃんと調べていない。子供の頃、そのことに結構優越感に浸っていたことを思い出した。
(ここの描写の… 3つの穴については、だいぶ前から読みさしになっている本から拝借しました、、この本はウーマンズリブを盛り上げる意味で評判だったイギリス人女性が書いた本です、そのうちざっと読み通そうと思っています、かっこつけてそう言ってみたものの…今でも読めるのか英語の本?)
今日のところは自然な流れな感じでこのように書けたのでこれでおしまいです、、やはり導入部は慎重に書いたほうがいいなと思いました。
この記述で…亜紀が、子供のような感受性をいい年になってもキープしていることが伝わるだろうか
(兄が入院中のリハビリセンターからスマホでいろいろ要求してくる。あれを持ってきて欲しい。気になるあれはどうなったか?
平日は午後2時から5時までの面会時間に合わせてちょっとした届け物…近くならば何という事は無いのだが往復の時間だけで半日潰れるとあってはなかなか世話を焼いてもいられない。
どんな要求にも丁寧に答えて気持ちを落ち着かせるようにしています。しゃべっている内容が明瞭でない時は何度でも聴き直します。内容がつかめることもあればつかめないこともある…
そんなことを繰り返してるうちに忘れてくれる…ハハハ)
入院中の患者、介護施設の入居者、自宅で介護を受けている人、みんな重症でなければ時間を持て余しますからね。周りに求めることも、不平不満も多くなる。読書でもすれば、と言っても視力が衰え長時間は無理、ラジオを聴けば、と勧めても、耳が遠いという。書くことに興味があれば何かを綴ってみるといいのですが、それも疲れるというし、第一に向き不向きがありますから。ごく短いもの、5・7・5はいいみたいですよ。施設にはたいてい俳句を趣味としている人がいて、ときにはセミプロもいるので、そういう人を中心に俳句クラブができることもあると、ある本に書いてありました。手が少々効かなくても、これは書く量が僅かだからできる。私もそろそろ、体が効かなくなったときの準備を始めなくては。
今日の句、ちょっとジョークっぽいですけど。
・鱗雲魚(うお)の稀なる国の空
海がほとんどないので鱒やカワカマスを除き魚は少ないですが、家畜は多いので、鱗雲はこちらでは「子羊雲」と呼ばれます。
海の話が出たので、もう一句。
・人の世の海を漕ぎ来て秋の浜