10月15日(日)
読まなければいけなかった本はストーリーの進行に従って読んでいくことにします。結構厄介な本もあるのでその間、まのびするかもしれませんがよろしくお願いします。
これからそれでなくてもとっ散らかったぼくの頭を整理するための本を1冊あげておきます、過去100年を振り返るための本
OUR TIMES 20世紀:筑紫哲也監修:角川書店1998年5月初版第1刷発行
800ページ近い大型のこの本…ずしりと重い、100年間のうちの1年間がわずか7、8ページに凝縮されている、、まぁこれが僕の種本だ。
昨日は冬支度をするついでに小説を書き始める心構え考えるのに午後から、何もせずにぶらぶらしていました。ちょっとキザですが…というか大いにキザですが、こんな気持ちになるのに1年間かかったわけか…あはは🤣
でもたどり着けてよかったです…何かに、誰かに、お礼を言いたい、ありがとうございます😊
昨日は泳いでも何しても頭の芯に疲れが残っている感じ。華奢な頭はすぐにエンスト起こす、、もはや現役ではない。
周りがタフに見えている時…こちらはかなり、自覚できないダメージを受けている。
焦らずに気分転換を図りながら回復を待つしかないと思います。
ことりカフェさんに行っておいしい食事をいただく。てくてく歩いて帰ってきて、四つ木御殿へ行く。スープ研究会が残しておいてくれたスープを持って帰る。夕方そのスープにじゃがいもとピーマンを入れて食す。
てくてく歩いた疲れが心の疲れの不調をとってくれるような気がしました。ぐっすり眠って今起きてそう感じます。
昨日中川べりに置いてあるベンチに寝転んで、陽気な空を見上げていました、、まだ消されずに残っていた高い筋雲、、体の芯が疲れている…こんなもの平和な時の平和な疲れ…
小説の世界へ、、祥太郎は土手に寝転んで、、何も考えまいとした。秋の高い雲のさらにその上は地上の喧騒とは全くの別世界。
雨あられと降り注ぐ焼夷弾に身ぐるみ剥がされるように一夜にして焼き付くされた東京、真っ赤な夜空、大編隊で押し寄せるB29の堂々たる機体を見上げた時これが戦争であることを忘れ、まるで映画を見ていた気分の自分を思い出していた。
空飛ぶ鋼鉄の塊、大型戦闘機が落とす圧倒的な物量の焼夷弾が紙と木でできた東京の家屋を面白いようにメラメラと舐めるように焼き尽くしてゆく。
蜘蛛の子を散らすように身を焦がされまいと、背負った子供が焦がされているのにも気づかず逃げ惑う人々、のちに一夜にして10万人が死んだとされる大空襲、、本土に暮らす者にとっては戦争末期に体験したはじめての戦争、、あまりに惨めな戦争、、祥太郎は、やぐらに組んだあちこちの急ごしらえの火葬場の人間の焼かれる風を感じて一瞬まぶたを閉じ、かっと目を開いた、、今見上げている何も知らぬげな、この青空は一体何なんだ。
呆然として途方に暮れる人は数字に入らないのですね、どれだけの施設を破壊し、どれだけ殺戮したか、指揮を取るのは戦争を知らない人間の方が効率よく手段を行使できる、、神が存在するとは思えないです。