(試し本送りますが、内田さん怒らないでください)と変なメールが来た。その本を見て意味が分かった。書いたイラストレイターの首を絞めてやろうと思った(笑)でも、目立つためこのくらいのインパクトが必要らしい。そのイラストレイターはあの有名な(がばいばあちゃん)の表紙も書いていた人だった。
無事に出版できるかの(不安)不安よりも、先に同様のタクシードライバーの本が世に出ることだった。いわゆる二番煎じでお蔵入りになってしまう。
嘘は駄目だが脚色なら(大丈夫)大丈夫とのこと、例えば青戸より立石の方が下町感があるとのこと。
前回に最終回と言いましたが、もう少し続く。(あれ、嘘は駄目と言ったばかりじゃない、嘘は泥棒の始まり)とお叱りを受けるかも、
いいんです内田君は((恋)恋泥棒だから)なんだそりゃ、チャンチャン!
ははは、嘘は泥棒の始まり、で思い出した和歌の世界の嘘。(ちょうど霜月になったので霜に縁のある歌を連想したのです。)
百人一首に「心当てに折らばや折らむ初霜のおきまどわせる白菊の花」って歌があるでしょう。これについて正岡子規が「笑わせちゃいけない。霜で覆われていてどれが菊の花なのか分からん、なんてことがあるものか。嘘をつくな。」って言ったのね。
ところが大伴家持の「かささぎの渡せる橋におく霜の白きをみれば夜も更けにける」については、お腹が真っ白なカササギがならんだ橋(天の川にかけた橋のことらしい)に霜が置く、なんて嘘に決まっている、しかしどうせつくなら、こういうスケールの大きい嘘にしろ、って同じ正岡子規が宣ったそうです。
だからどうせならチマチマ嘘は止して、ドーンとほらをふきましょうぞ。