3月22日(金)
湯治/とうじという言葉がある。ゆっくり湯につかって体のバランスを整える。
40度の湯につかっていれば36度前後の身体は異常事態と感じて防御態勢に入る、、というか、システムの調整に入る…結果免疫力が上がる…なんてこじつけてみました。
今、朝7時、昨日の夜7時ごろ寝ているので12時間も就寝していることになる。
お腹は空っぽ。これもまたホメオスタシス(生物が恒常性を保とうとする傾向)から見れば異常事態だ。腹を空かせた野良猫と同じように野生が目覚める…なんちゃって。
落ち着いて考えてみれば誰でも同じ結論に達するだろう(これもこじつけ)。
そうはいかない事情が体にストレスを与える。自分の体がわからなくなる。
脳みそのほうはどうだ。
適度な刺激が良さそうだ。過剰な刺激は脳みそだって対処しきれない。
こんなふうに暇をもて遊ぶ、暇を持て余すことだってできる今が幸福でないなら幸福とは何か考え込んでしまう。
僕の昔の友人が…旅は暇を持て余すために行く、、とよく言っていたっけ。
僕は路地の奥に引っ込んで旅をしているのだと思うことにした。
(駄文も積み重ねていくと面白いところに着地する…あはは🤣)
昨夜は私も早めに床に入ったものの、12時ごろまで読書して、亭主も寝付いたことだしと明りを消したけど、たっぷりの昼寝のおかげで簡単には寝入れない。お腹がすかないこともないが、この時間にものを食べるのはよくないから、低脂肪ミルクでも温めて飲もうかな、いや、それも面倒くさい、と思いつつうとうとして目が覚めたら、あ~ら、もう朝でした。
床の中で読んだのは雑誌の記事、これがかなり難しい。テーマは社会的市場経済(英語ではsocial market economy)なのですが、この場合の「社会的」というのは社会主義ではなく、社会福祉に資する、という意味らしいです。筆者はスイス生まれ・ローマ在住のカトリックの神父様で、それが実に経済・社会・政治に詳しいのでこんな「聖職者」もいるんだと驚きました。経歴を見ると、ユダヤ系の家に生まれたとある。う~ん、侮れないなあ、お坊さん。と思ったらローマのサンタ・クローチェ大学の教授でもありました。教会と大学を行き来しながらどこでこんだけ俗世界の知識を得るんだろう。
眠る前にパソコンやスマホをいじったりすると脳みその刺激が強くて安眠を妨げるから、それは止めましょう、とどこかに書いてあったけど、記事の内容にかなりの刺激を受けつつ、ちゃんと眠れるというのは、「ええい、もういいや、少々分からなくても」というチャランポランのおかげ。脳が自発的(?)にキャパ以上のものをはじいてくれてる。