3月21日(木)
いちまる文庫、完成した。
ほっとする。
手作りの縮刷版、抄訳本も多い。ざっと2メートル、背表紙が一覧できる。
厚さ1センチが100ページあると仮定すると2万ページをこれから運良く10年間生きるとしてめくっていくことになる。
僕のやる仕事ができた。
文庫を前にして1時間ばかりぼーっとしていました。
1冊を手に取った。
資本論のさわりを語っている縮刷版。
都留重人監修、懐かしい名前。パラパラ見はじめたら…マルクスが「労働時間の短縮」に言及している。
僕が働きだした頃メーデーに参加し路上行進しつつ、シュプレヒコールを生まれて初めて要請され、恥ずかしそうに唱和していた頃を思い出す。
その頃、、ざっと30年後ぐらいには週休3日制が完成しているんだろうなぁとのんきにもぼーっと考えていた!
実際には30年後ソ連は崩壊。制度が始まって以来、、労働時間の短縮なんて計画経済の計画にすらのぼらなかったのではないだろうか?
その代わりに行われたのはスターリンによる一説には数千万人の圧殺、虐殺、、。
スターリンの向こうを張って?毛沢東による同じく数千万単位の自国民の殺人も思い出す。亡くなった国民は畑の肥料になると毛はうそぶいたとかいう噂まである。
泉下のマルクスはなんと思うだろう。
チラッとでもそんな地獄、想像することなく亡くなって幸せだった。
腹を立てるために本を読むことだってできることを確認した、くそー。
(絵本を作ってみませんか、小さな図書館をつくろう、というそれぞれの広報の呼びかけに応じる人は皆無…でした。
惹句のつもりの12文字が全くスルーされている。
こんな事は今までに1度だってなかった。ちょっとがっかり。
再開発の監事就任を要請されたので、しぶしぶ立候補していたら無投票で選任されたと電話があった。耳が聞こえなくても数字を見ることはできるのでお引き受けした。
兄から電話で、明日兄の友人2人が兄が暮らす施設に会いに来てくれると連絡を受けた。兄の声も弾んでいた。嬉しい。
昨日いっぱいやりながらテレビをつけてみたら大相撲中継。
大横綱大鵬の係累とかで今のところ全勝の若者が大関を相手に星を伸ばした。
堂々とした戦いぶり、自信に満ちている。
水泳のオリンピック選考会も若い人がバンバン選ばれた様子。
ボケッとしていても世の中はどんどん世代交代していく。
ボリュームを絞って入ってくる情報を頼りにしっかり見つめていきたいと思います、、つまり耳の聞こえが悪くなったのでテレビは音を消してみることになりますし、読書も厳選して読む…ボリュームを絞る、、僕の暮らし方が見えてきた、あぁそうか、、だから少し安心したんだ)
いちまる文庫の完成、おめでとうございます。ご同慶の至りです(なんて言うと事々しいけど、現代語に訳すと「嬉しいことをシェアしよう」ってことですね)。
お兄さま、お友達の訪問、さぞ楽しみにしていらっしゃることと思いますよ。年とるとそういう機会が減って、普段一人でいることが多いので人が来てくれるのは何よりのプレゼントみたい。夫の姉、つまり私の義姉が家政婦と介護士をつけて暮らしていて何不自由ない日常に見えますが、物足りなさと寂しさで頻繁に夫に電話してきます。幸い、私が3年ほど前に知り合った日本人のKちゃんとそのドイツ人の旦那さんが、私たちの田舎の小屋を貸してと時々言って来るので、もちろんいいけど、その折にあの婆さんを訪ねてやってくれないか、というと、最近はよく相手をしてくれてお互い(義姉も夫も)大いに助かっています。「こういうことは、むしろ親戚や親族でない方がいいのよ」というのがKちゃんの弁。
再開発の監事就任、これもおめでたい。監事、すごいなあ。いや、これ、ゼッタイ嫌味じゃありませんから。いちまるさん、現役時代には(今も現役に近いでしょうが、これはお給料をもらって働いていた頃、という意味です)会計やら庶務やら人事のお仕事をしておられたのでしょう。そういう経験がしっかり生きている。若いときの苦労を買って出た経験の賜物ですね。Jack of all trades, master of them allってとこ。