2月25日(日)
昨日も寒い1日でした。午後から美文字研究会に出かけるつもりが開催日を間違えたことがわかり外出中止、、お米もそこがついたにもかかわらず出かけるのがめんどくさくなって、2階の縁側でひなたぼっこしたり、4畳半でぶらぶらしてました。
この「ぶらぶらする」という行動で滞っていた片付けものに着手するきっかけになっていることにも気がついています。つまりぶらぶらすることには意味がある。
プールに行って誰彼となくニコニコ挨拶して、ちょっとおしゃべりしてお風呂に入って出てくるルーティン。これもぶらぶらする類/たぐいだ。
その人がどこに住んでいるとか背景は全く興味がないので当たり障りのない話題、、僕は聞かれればみんな話す。話し相手はどちらかと言うと女性が多い…そりゃそうですよ、プールに来ている人の9割がたは女性。少数派の男性には必ず挨拶するようにしています。
耳の悪いことを伝え大きな声で話してもらう。気難しそうにしている男の人も挨拶だけは返してくれます。人間は挨拶を交わすだけですごい量の情報交換していると思います♪笑顔は世界共通語。
男も女も会話を求めるべきだと思います。もったいないからです、、お互いにもっと知り合うべきだとつくづく思います。勉強になります。男が仕事ができるのなんで引退しちゃったらほとんど役に立たないと思います。
人当たりが良いから既婚者だと思っていました、、あ、営業してましたからね、、なんて会話から…僕の人当たりの良さが証明される。男同士の会話はぎこちないけど、それはそれで味があって面白い。
ある程度お互いに品定めができるとそれから先は話があまり発展しない。でもこれからどうなるかわからない、ちょっとドキドキする。
男が口が重いのは、男という立場割り振られ役柄をこなしてきたための職業病だと思う。もっとリラックスしなさいと言いたい。
水泳のコーチ役を振られて質問が来たら…最近では良い見本となる人を指差してあの方のように、進むスピードに合わせて腕を回してください、なんて、、省エネ教授法を取り入れています♪
テープレコーダーのように繰り返しているのは、、ゆっくり、もっとゆっくり泳げば自分がどのような時に進んでいるかを確認できるので上達も早いと思います…もっぱらこのトークです。
気がついてしまえばどうという事はありませんでした。良い見本はそこら中にある。
昨日、隣で子供たちが一生懸命泳いでいるのをしばらく水の中に頭を沈めてそれぞれの水中での動作を見ていまして、しばし見とれました。
どの子供たちの泳ぎ方もその子に合った泳ぎ方をしているのはもちろんのこと、似ている、、というかどの子もみんな自然に手足を動かしているので無理がない。
大人たちにとってはそれが難しい。余計な知識が入っているからだと思いました。
こんなにも柔らかい体を持った僕らは自分自身の体のことを知らない。地上ではわからなかったことも水の中でわかることもある。骨がもろくしなやかさも失われていく年齢になって、老人には老人の体の動かし方がある事もわかってきた。
気がついて良かったと思いました。
自分のことを知っていく事は面白い。楽器をいじっていてもなんでこんなこと簡単なことができないんだろうと思いますが途中経過が楽しめるようになってきたのでそれはそれで満足です。毎日少しずつ「気づき」はあるもんです…それが面白いと思います。
行動を起こすきっかけ作りを本に求めたり、少しずつ風景を変えることで、いつの間にか自分も変わっていくのが面白い。
成功報酬も賞賛もない代わりに、評価を他人に求めるのではなく自分自身で基準を作り、自分自身で○✖️をつけるテストは飽きることがない、それが1人遊びたる所以/ゆえんだと思う。
(そのうち自家発電キットが発売されないかなぁと思う。使わない時は丸められるシート式の太陽光発電で消費電力の1部を補完できたら環境負荷はその分少なくなる。たとえ電球いっこ分でも。
一人分の暮らし方の工夫が1番手っ取り早く環境負荷を減らすのに役立つのは間違いない(100億に近づいている人間の一人ひとりの営みを考えることが人間全体を考えるヒントになると思う)。
生活排水、ごみ、食品ロスにも、少しずつトライしてゆきたい)
あ、挨拶。私ドイツ人のことをいつもボロクソに言っていますけど、この挨拶に関しては日本人はドイツ人を見習うべきだと思う。最近の若者は例によって折角のドイツの長所をなし崩しにしていますが、それでも最低限の挨拶はします。私はちゃんと挨拶のできない人間でしたので、ドイツで気づいて見習ったことは多かったですね。困るのは、知り合いであれば、挨拶の後に名前を付けなければならないことで、「グーテンターク、シュミットさん」と言わないと、見知らぬ人に挨拶していることになるんです。工場でも近所でもちゃんと名前を知らない人が多く(向うは日本人女性ということで私が誰の妻かも知っている)、つい「グーテンモーゲン、ムニャムニャ」となってしまいます。
もう一つ、今日気づいて認識したこと。日本人はせっかちすぎますね、特に私はひどい。スーパーのレジでお婆さん(私もだけど、もっと年上の人)がカードで払うのに大抵もたつく。バッグから出すのさえ一仕事。日本だと後ろの人に「すみませんねえ」なんて言いながら、よけいにもたつくことになりますが、ドイツでは誰も急かさないし急かす風も見せません。レジの人たちも静かに待っている。日本でノリタケという一応ブランドのお店で買い物をした時、後ろには一人しかいなかったのに、袋に入れるのに手間取っている(ほんの10秒くらい)私に、それはあっちでやって下さい、と顎で示し、私も切れて「そういう接客態度をここでは教えられているのですか」と言ったことがあります。
私は日本人の方が高齢者に優しいと思っていましたが、よく観察すると、ドイツ人はプレッシャーを与えないだけ親切だといえますね。