11月30(土)
2ヶ月前の自分に会いに行く…こんな夢みたいなことを経験しました。びすこさんのおかげです。
この焼き芋ルームの古い日記に新しいコメントがつく。そのコメントについてまだ僕がコメントする。どんどんのめり込む。昨日は半日その作業に夢中になりました。あっという間に時間が過ぎていく不思議な体験。
日記帳をつけている人の気持ちが少しだけわかったような気がしました。
この焼き芋ルーム日記をやっていなかったらこんなことを経験できなかった。コメントに対して返事をする前に自分で書いた過去の日記をもう一度読み返す。そしてその時の気分を思い出す…こんなことすらスリリング。
描かれた自画像を前にして、僕とびすこさんが何かを話す、、まぁそんな感じ。
もっと面白いのはそんなに離れていない過去なのに現在の自分の動きの種が全然見えてこないところです。例えば2週間前に発足した微助っ人クラブについてそれ以前にどんな心の動きがあったのかその兆しを文章の中に見つけたくなって注意しているのですがまだ1行たりともその兆しを発見できていない。
列車の中から通り過ぎた遠い風景を双眼鏡で覗いている感じ、、まだまだ楽しめる…びすこさんありがとうございます♪
今日は午後から金町の中央図書館に行ってスタンダールの「赤と黒」に関しての読書会出席。
立石図書館に行って文庫本を借り、帰宅してすぐに読み出す。読書会に出るまでに時間はまだたっぷりあるので、読めるところまでジュリアンになりきって読んでみよう。これもまたスリリング!
微助っ人クラブのグループLINEへの顔出しは今日は少し遠慮する。
明日は日曜日、微助っ人になった(無理に押し付けられた?僕が押し付けた?)方達…もう微助っ人クラブの事は頭に残っていないかもしれないな、、まだまだ当分目が離せない、どころか、よちよち歩き出すまではがんばらないと😅
誰か1人が動き出してくれるまでこれから僕が一人一人インタビューしていって、レンガを一つ一つ積み上げていく。そのうち誰かが手伝ってくれるようになるだろう。賽の河原の石積みにならないように注意します。
今は微助っ人クラブ立ち上げに着手しただけ。その途中経過をメンバーの皆さんに見ていただくのも僕の仕事。
自分がまいた種は仕事になる。75歳から仕事を作るといった僕の目標に着手したことになる。
微助っ人クラブに入りませんか?…だんだん僕は踏み絵を差し出す役人の気分がしてきた…あはは🤣
「赤と黒」のジュリアン・ソレル、これにはちょっとした思い出があるんですよ。
あれは20年前(2005年の1月)、私は久しぶりにドイツ語学校に通い始めました。自分の病気や母の入院で中断していたのです。それは上級コースでしたが、初級・中級コースがいっぱいなので、上級には早すぎるという私みたいなのもそこに入れられてしまったのでした。
同じ理由でクラスの一員になったのが、フランス人のジュリアン君17歳。この子、積極的にしゃべりたがるのだけれど文法理解がなっちゃいない。試験のたびに隣に座って、文法ならなんとか、というこの日本人婆さんの答案を盗み見する。先生からも他の生徒からもちょっと迷惑がられていましたが、私は別にカンニングされても平気でした。模倣は最高の賛辞とかいうじゃない?え、ちょっと違うか。
聞けばどこかいいとこのボンボンでママがイタリア人、パパがフランス人、というので贅沢に洒落のめしているのも、他の人の嫉視の原因だったらしい。
彼が少し遅れてクラスに編入されてきて、隣の私に「僕ジュリアン」というので、あら、赤と黒の主人公の名前ね、とすぐ仲良くなったのですが、それから3日ほどして、フランス語の「赤と黒」を差し出し、これ古本屋で見つけたから、とプレゼントしてくれました。
フランス人でもドイツ人でもイギリス人でも、知り合って間もない人に何かをプレゼントなんて万に一つもないから、感激しました。わがまま坊やでも、カンニングばかりしていても、間違いだらけのドイツ語例文で先生を悩ませても、今でもジュリアンは私には「一番いい子」です。