7月27日(土)
渋沢栄一の新万札が普通に出回り始めた。殖産、興産の元祖、、数百の事業を起こし(知られてないけど多分同じ位の事業を失敗?)明治改革を進展させた立役者、、状況作りのプロフェッショナルだったのでしょうね。
(今日の話は…面白くない話が出てきますので、そのおつもりでチラ見、スルーしてくださいませ)
山気(やまっけ)のある人だったら使えるものは全て使って状況を作る。僕だってそんな真似をしてみたい…きっと誰だってそんな真似は1度ぐらいしてみたいと思っているはず…
だますほうも心得ていてそんなネタ、つまり常時、儲け話をたくさん持っている。まぁ詐欺師の連中です。
自営業者は、元気だった頃1度や2度は儲けるための冒険をしたことが多いと思う。冒険する人が詐欺に会う…そんな話も数例知っています。
僕がお世話になった社長の奥さんがその社長の新規事業の失敗例を3つばかりいっぺんに話してくださったことがある!
名の知れた会社が堂々と組織ぐるみで見事に計画倒産をしているとんでもない話を僕と親しくなった、その会社にいた人が話してくれたこともある。その人だって誰かに話したかった、、話さずにはいられない、とんでもない話は誰かに吐き出さないと体に悪い。
そこで僕はまた当てずっぽうで…その時の失敗例を収集するという仕事を思いつく、、まあ、、この仕事はごまんの人が思いついただろう、、失敗例を集めて講座を開いてくれと友人に頼まれたこともあるくらいだから。
誰かを焚き付けて…一儲けするアイデアをふっかけるにしても元手がかかる、、これは悪い冗談🤣
そんなこんなで、ぼくは、巷に溢れている面白そうな話は聞くだけで時間の無駄なので自分で面白い話を作る方がよっぽど早いと思っています。
あつものに懲りて膾を吹くたぐい。
二番煎じで仕事をパクるにしてもパクるための地力と知識がなければ二番煎じ独自のシステムはできないだろうと想像がつく。
コネと金のある人は一時的には何とかなるとしても継続するのは難しい…なんちゃって自分の小さな経験からものを言ってます。
本当の情報が手軽に手に入ると思うその気持ちが何も考えていない証拠。
情報は金だ。
情報は身銭を切って高いお金を払うか、自分で収集するか、自分で実験したほうが早いと昔気質の僕はそう信じています。
巷に溢れている情報から何かを割り出すなんてプロの仕事はそれこそプロ中のプロの仕事ではないでしょうか。
仕事をしているつもりが振り回されておしまい。
仕事仲間を紹介して、紹介した先から僕に連絡が入り赤っ恥をかいたことがあります。
あらぬ噂を立てられて、周りの人が教えてくれたからよかったものの、とんでもない人は普通に存在しますよね。
具体的には書けませんが僕自身の知識不足のため振り回されたことを思い出すだけで疲れてしまいます。おまけに夢にまで出てきてしまいます。
渋沢栄一の新札から、面白くもないお話をお聞かせてしてごめんなさい🙏
渋沢栄一といえば、昨年帰国時に鹿島茂著の渋沢栄一(上下)を買って、日本では全部読み切れなかったので下巻の論語編はこちらに戻って読みました。本が長かった分、感想も長いですが、一言で言うと栄一さんが考えた資本主義(本人は実業という言葉を使っている)と今日の民間経済とは大きく様相を異にしていて、今栄一さんを墓場から引っ張り出してきて日本社会を見せたら唖然として、いや、とてもかなわん、墓の中の方がいい、と帰ってしまうんじゃないかしらん。
当時(19世紀末から20世紀初め)はそれなりの問題と困難があり、今は今で国際・国内社会は複雑怪奇になっている。渋沢栄一ほどの頭脳と行動力と倫理観(女性観を除く)がある人なら、今の時代でも大きな仕事をしたかもしれないけれど、いや、やっぱり求められている資質は100年前とはかなり違っていると思います。
そう考えると、各時代に英雄視されたり脚光を浴びた人というのは、時代の動きに促され、地理的な状況も幸いしたというケースが多いのではないでしょうか。どんな時代であっても彼は英雄になれた、という人は・・・いるかなあ。アレキサンダー大王だって、日本に生まれていれば信長風の野心家でしかなかったかもしれない。ナポレオンなんか、フランスでは英雄でも今やペテン師みたいに言う人の方が多いし。
そう考えると、平凡であることもそう悪くはないですね。
計画倒産の話、これは明日にします。