6月20日(木)
六月に入道雲か亜熱帯
ありゃー、どこかでいつか見た雲…入道雲だ…まだ6月だと言うのに。
プールでざっと泳いだ後、四つ木御殿へ行って片付け物。散々楽しんだ後はお片付け。いただいたものを除き後は処分することにする。
えっちらおっちら荷物を持って往復する。ゴミとして処分する前に使える部品は全て取っておく。
ゴミはすぐたまる。
一方、お金は、そうそうたまりません。
出(い)ずるを制(せい)して入(い)るを量(はか)る
最初の会社を辞めてあちこちの会社に出入りして、外車のディーラーでちょっと働いたときそこの社長に言われました、、(君みたいな器用貧乏は、、)ぼくの地元では、7つ器用は食えない、8つ器用は食える、という諺があるよ、とズバリ指摘されました(これもどこかで昔書いた…)。
それと…お金を貯めろ、まずは10万定期預金を作る、、そうやって少しずつ資金を貯めていくんだ…
肝に銘じました。
器用貧乏はどこにでもいる、それを突き抜けろという指摘いただいて言わんとする事は理解できました。器用貧乏を逆手にとって目立たなければ芽が出ない、。そう理解しました。
目指せ、深く広く、、根が単純な僕は迷うことなく仕事に精を出しました。
結果を見ればお笑い種ですがその社長が言ってくださった事は僕を支えてくれました。
たった一言がその後長く自分自身を支えてくれることもあるんですよね。
忠告いうか助言は、もちろんそのままには実行できませんでした。
キャリアアップが先だ。仕事ができれば金も入る、そう思ってやりました。最後の最後で少しだけ挽回できました。
運がよかったとしか言いようがありません。
昔…ORE(オーワ/鉱石)という題名のフランス人の書いた英訳小説を読んだことがあります。
南米で金鉱を見つけ、荒くれどもに麻薬を配り、さらにはラジカセで意気軒昂になるように音楽を、がなり立てながら重労働に向かわせ、金(きん、すなわち、かね)をつかむ物語。
目的のためには手段を選ばない無法地帯。
僕の知り合いで、、営業マンと職人さんを束ね始めたその人が…ある時僕に言い放ちました…男はいちどヤクザにならなければならない…真面目に、静かに独り言のように言った彼の顔は未だに忘れることができません。
僕に向かって言うというよりは自分に向かって言い聞かせているような塩梅。
決して人に勧められる考えではありません。なんとしてもやると決めたらもう一押しする決心のようなものです。
人間の振幅の幅…恐れ入るばかりです。
甘くみてはえらいことになる。閉塞状況を突き破るために人間は殺人まで犯してしまうこともある。
昨日お昼作るのがめんどくさくなって海鮮丼を買ってきて食べました。
ついでにいただいたワインも気分転換に少し飲みました。その勢いを借りてもう一度四つ木御殿の小さな机をえっちらおっちら運びだしました。
よく働いたのでぐっすりです。
(古漬けは頼りになる。昨日の朝、空きっ腹を抱えてふと考える。そうだ古漬けを出して塩出しして飯を食おう。基本に立ち返り体をしゃんとさせてまっすぐ立とう、古漬けはそれだけの力がある。
生姜がゴロゴロつかっている。大根もきゅうりもナスもある。一体どのぐらい日にちが経っているのだろう?そんな事は何の問題もない…昔の人の知恵に恐れ入るばかり)
男は一度ヤクザにならなければならない。ちょっとシビレル言葉です。そういう経験を得て、人間に幅ができるのだと思います。ヤクザ、不良、一つ間違えば将来の犯罪者、間違わなければ懐の深いそしてセクシーな男になるのではないかしら。
私は心にしみた忠言というのをもらったことはありませんが、ある本に書かれていた言葉で、不運な辛いときの過ごし方次第で運を変えることができる、というのはなるほどと思いました。私にも仕事が無くてかなり厳しい時期もあったけど、こういうときこそちゃんと勉強しようと一応自分に言い聞かせました。一応です。確かに、その後忙殺されるようになってから、暇な時期に読んだ本が役に立ったり・・・ということはありました。
でも私は何をしても中途半端なんです。ヘンに真面目な女学生気質が残っていて、自分で自分にブレーキをかける。失敗をグジグジ引きずる。女も一度姐御になる必要があるかもしれません。あ、これいいな。今からでも、婆さん姐御になってみようかな。老後の資金の心配なんか忘れて。