6月6日(木)
夏空のさっきの雲はどこいった?
開け放つ網戸吹き抜く初夏の風
さっぱりと手で顔洗う初夏の水
夏模様苔所在なし陽の光
蜘蛛の糸夏に透けてる淡い雲
カナメモチ鮮血若葉夏新た
(写真参照:遠くのほうの真っ赤な若葉ご覧になれるでしょうか)
夏気分小さく浮かべ雲白し
夏なのに気分は春のごろ寝かな
昨日だらしなく本を読んでいたショートストーリーズのその本の中から…かいつまんで引用します
※人間の未来を予測する装置を開発するのに何年もかかりその男は46歳になっていた…早速自分の未来をその装置にかけると…今がピークとの結果が示されその先の幸福指標を見ると将来はゼロラインまで一気に下がっている
人間は夢を追いかけている時が一番幸せ、、35ページ
※敵対している両国が宇宙開発競争の結果火星にも木星にも旅行できることすら視野に入ってきた…開発した教授に学生が質問する…ところで…敵対する隣の国に旅行に行けるのはいつになるのでしょうか、、49ページ
※田舎からはるばるニューヨークへ出てきた青年は何をやっても失敗する、、一文無しになった彼は目の前にあった宝くじの売店で宝くじを1ドルで手に入れる、、そいつが大当たり…株をやっても大当たり、豪邸で暮らしでいたがある時火事でその豪邸も何もかも失ってしまう
しょげかえっていると…ホットドッグ屋で店員をやっている友人のトーマスに言われた
お金を失ったって言うけど、よく考えればもともと君の出費は最初の宝くじの1ドルだけでしょ、失ったのは…
彼は幸運がまだ残っているかもしれないと思った…少なくとも本当の友達は残っている、、88ページ
(以上「5分後に意外な結末」学研教育出版2013年12月第1刷発行)
肩がこらないはずの本を読んでるつもりが…そこそこ肩が凝ってしまった…本を読むからには元を取ろうとしているんだと思う…我ながらせせこましいやつだなと思います、、そもそもこの本は図書館のリサイクルコーナーからもらってきた本なのに…損得勘定で換算してしまう悪い癖?生きてるだけで丸儲け…と考えなさい…はーい😅
敵対する隣の国に行けるのは・・・で思い出したのですが、若い頃「なんでも見てやろう」とか言う本が大ウケして、当時の同世代の人たちがロシア経由で欧州に行っていました。私はお金がないのもあったけど、シベリア鉄道で何日もかけて、朝から晩まで同じ景色を見ながら、というのが耐えられそうもないので冒険はしませんでした。
仕事でイラン人、シリア人、レバノン人、インド人などと知り合い、1979年までのイランは王政で当時のテヘランは「中東のパリ」と言われていたそうで、一度おいでよ、と言われたのに機会がなく、初めてそこの土を踏んだのは1982年、革命直後で雰囲気からして陰惨でした。またレバノンも映画に出て来る地中海の雰囲気に満ちているという話でしたが、これも内乱中の77年に旅する羽目に。海辺に弾丸の跡も生々しい廃墟が並ぶベイルートもよかった、なんて負け惜しみもいいとこ。
なんで一番いいときに来ないんだよ、と言われましたが、負け惜しみでなく、国土がボロボロの状況を目の当たりにするのも一興でした。行っておいてよかったと思います。今の中東は、どんな若い元気な人でもリスクが大きすぎる。人質になったりしたら、国に多大な迷惑がかかるでしょ。
一つ、インドだけは行かなかったのでそれは痛恨事です。いろんな人の話を聞くと、やはり一度はこの国に足を踏み入れておく方がいいみたい。でも今からでは、健康上のリスクもありますよね。(たいていの人がバイキンにやられて帰るバングラデシュからは、無事に生還したのですが。)
余りに違う国を見ておくと、例えば民主主義の限界なども身に染みて実感でき、今の世に強権政権が絶えない背景も分かるような気がする。だから異なる国、異なる人間、異なる社会って若いとき経験しておくといい。馴染まない環境に身を置くってことは、やはりかなりしんどいから。逆に言うと、慣れ親しんだ場所にいることの快適さ、これはもう捨てがたいですね。だから郷愁があり望郷がありホームシックがあるんでしょう。
カナメモチ、こちらでも人気です。日本ではおめでたい名称だから垣根などによく植えられると聞きましたが、こちらは名前に関係なく。ただ、原産地は日本ということで、ガーデンセンターなどで日本産の植物の格が上なのは悪い気がしません。