5月16日(木)
5月がこんなに楽しいと思ったのは初めてかもしれない。
自分に甘くしてのんびりしているからだと思う。
しがらみはまだあるものの解き放たれた感じはある。
本を読んでいても感心することばかり。知る事は楽しい。
本の中に、時代の証言が残っている。残さずにはいられなかった気持ちのままに。僕はただ耳を傾ける。そんな読み方、今までしてこなかったような気がする。
今はそういう時期なんだと思う。自分が話すより人の話が聞きたい。
人との気分的距離を多くとればその分、人懐かしくもなる。
焼き芋ルームに閉じこもっているのはこんな陽気の好い季節にもったいないので、午後からは2階の縁側の近くの机に陣取り、、外の空気を感じながら、本を重ねて置いて順番に読んでいる。
歳時記を読んでいて…ふと思う、、季節を本に教わるなんて…なんてこったと思う。もう僕は未来を生きている。
そうこうしているうちに晩酌の時間。最近つまみに迷うことがなくなった。
適当に見繕って適当に「作品」にする。どんな組み合わせでも大きく外れる事が少なくなった。
海のものとも山のものと適当に組み合わせる…例えば…煮干しとピーマンをフライパンで炒める…という調子。
厚揚げを焼いて生姜じょうゆで昨日食べた。醤油の旨味が引き立つ。
まだ日本酒に燗をつけて飲んでいる。
夏になったら冷酒がうまいだろうと想像がつく。
(僕は今まで人の勧心を買うようにして仕事をしてきたようなところがある。
だからきっと自分自身を甘やかす段なると、結構コツを掴んでいたのかもしれない…あはは)
今日私は韓国料理のことを考えていました。ビビンバってあるでしょう。生肉や野菜をご飯の上にのっけて食べる。アメリカに出張したとき、クライアントが必ず日本料理か中華料理か韓国料理を食べに行こうというのでよくついて行き、彼らがビビンバを注文すると、おかずとご飯がぐちゃぐちゃに混ぜられる前にいかに自分の分を確保するかが大きな挑戦でした。カレーなどの場合でも、ご飯とカレーを混ぜ合わせるの、ゼッタイ厭なんです。そもそも、クッパだか何だか、スープにご飯というのも厭。お茶漬けもダメ。
こちらのアジアショップで手に入るお茶漬け海苔も、お湯を入れずに、暖かいご飯にかけただけで食べています。だからビビンバのナムルやキムチ(それらは大好き)などは別にとっておいて、ご飯の傍に置いて別々に食べたい。
と、そんなことを思い出して、韓国料理のレシピを見ると、チジミの一種で葱のお好み焼きのようなのがあり、あ、これは安上がりでおいしそう、ニラを使ってもいいけど、こちらにはないんだなあ、と残念でした。その代わり、こちらにはポワロと呼ばれる下仁田ネギに似た、太くて短いネギがあって、これはとても便利でよく使います。安価ですしね。
厚揚げに生姜醤油、大好きです。母が「そんなの料理って言えない」と呆れていましたが、厚揚げは予め料理してくれてあるから、あとはこちらが醤油をかけるだけで済む。シンプルが一番。