兄といつものように青戸で会食した後別れてから本棚の整理にとりかかった。30冊位自由の庭にリサイクル用に置いてきた。30冊位読みさしの本が出てきた。本棚はスカスカになった。今回なぜかオリンピックにまったく興味ないので、これ幸いと読書に勤しむことにしよう。スカスカの本棚は気持ちが良い。上段、つまり下駄箱の上に作った本棚の1段目はKMさんに装丁で化粧してもらった文庫本のドストエフスキー全集(知り合いがゴミとして出したものを拾ってきたもので細かい書き込みがあちこちにある)ほか。2段目3段目4段目には人権、コミュニティー、コミニケーション、生きる、日本・日本人、(社会の)しくみ、未来、これから作るつもりの野草クラブ、などの見出しを棚板前面につけてそれぞれ配置。下段、つまり本来の下駄箱の1番下に辞書類、中段に様々な活動グループのパンフレットをブックエンドで挟むようにして縦置き、同じ棚の小さな天井にLED照明をつけ、スポットライトがわりにして、ここが1番目立つようにした。
これだけのことが僕のテーマでこの先も取り組むテーマだ。頭の中がすっきり整理できたような気がする。
夕方ひとっ風呂浴びて、いつものように物干しでブログのコメントに返事をしながらビールを飲んで、、、また素晴らしい夕焼けが見られた。手前には青い空にうっすらサーモンピンクの鱗雲、遠くは幾層もの筋雲…ほらほらもうすぐ沈むよと言っているような気がして、遠くを見やる。家並みで太陽は見えないけれど秋に限らずいつだって太陽はつるべ落としだ、その落ちていくスピードが目に見えるように、鱗雲がもう陰ってきた。ありがとう、7月最後の月曜日。今日は台風が近づいているので雨だろう…そのつもりで昨日思い切って本を整理したわけだから。そういうわけで今日は家にこもって読書三昧。
今年は、後半は沖縄で、あるいは大阪で長期滞在を予定していたけれどそんなこと、もうどうでもいいや。でも、韓国の古い町並みを見にこのコロナ騒ぎが終わったら1人でぶらっと行ってみるかな、生まれて初めての一人旅。兄を誘ったら断られた、あはは。旅先で何をするかって、いつものようにただぼーっとしてるだけだ、人の流れを見て、日本と変わらない空を見上げて、向こう側から日本海を見る、すれ違った人と言葉を交わす、隣り合った人と覚えたてのその国のカタコト言葉で言葉を交わす。母が亡くなって数年間兄との旅行で楽しみだったのもそれだった。かの風土に育った人たちとあるいはまた、袖すり合うも多少の縁で、旅行者同士、二言三言言葉を交わす。それに勝る旅の喜びがあるだろうか。
(沖縄と韓国が気になるのは、それぞれその地にゆかりの、僕を買ってくれた友人と僕を助けてくれた友人の関係、大阪は…ビジネスは人間関係そのものと教えてくださった尊敬する先生の関係だなと、いま、思い至る)
本を分類してみて自分の頭の中を見たような気がします。つまり頭の中を見られているわけですがそれは僕の暮らし方でもあるわけで気にいってます。 ここに選ばれなかった、つまりその他のあぶれた本…これがまたなんとも味わい深いのです。読みさしの本を含め… 一時中止になった理由を考える、途中でやめた理由を思い出しながら、やー久しぶりとか言いながらまた少しずつ付き合って参ります。万事物分かりの悪い僕はこうやって生活してきたのだなぁと思います。いつまでたっても距離が縮まらない代わりにいつまでたっても新鮮…兄と会ったっていまだに新鮮ですもん、あはは。