けさ7時半ごろ荒川土手に出ると、河川敷のグラウンドのそこここに洒落たテントが張ってあった。なんですかあれ…いいえよく解りません…すいませーん、今日は何かイベントがあるんですか…係りの女性2人組に聞いた…マラソン大会です。
適当に柔軟体操をしていたら体力をもてあましたような若々しいバネを秘めた連中が三々五々集まってきた。僕は知らんぷりしてパイプで組み立て天井によしずを張った休憩所の梁にぶら下がって順手で10回逆手で10回懸垂を繰り返し軽くジョギングしながら帰ってきた。若い連中を横目に軽い嫉妬ともつかぬ甘酸っぱいものを感じていた。実はこれ昨日から折に触れ手にしているボードレールの詩集、悪の華の活字を目で追うときに感じているものだと今気がついた。
若いときの白け方と、同じしらけ方でも明らかに違う。力のある散文詩に対峙できていない。体力的なもの、精神的なもの、事柄に対する興味の深さ…老いを感じる時はいくらでもあるけれど…情熱…だんだん疎遠になってきているのが一番辛いかもしれない。訳知り顔の思い切り方、観察力、感受性、うーん。
なんとか気を引き立たせボードレールの詩集を読もう😑くそっ!
情熱、ねえ。自分を叱咤激励しても、なかなか湧いてきませんねえ。
まだそこまでは行ってないけど、体が思うように動かなくなったら、文句だけは増えるでしょう。
超口うるさかった義姉は発作でしばらく入院・リハビリ、帰って来たら静かになってた。これも寂しい。