さっき兄の所の用事を済ませ、ふと赤羽で下車したくなり、ものはついでと、赤羽吟遊(と、おまけ)を気取ってみました
マスクして顔を隠して春ぶらり
解放区昼呑み売春春なのね
年寄りが街のペースに春を詠む
親子連れ夫婦友達春を行く
袖看板時代は春の金健美
焼肉とそば麺刺身春うたげ
低層のビル街望む薄曇り
句を詠めば仏勧誘春婦人
若き肉振るわせ過ぎる春の裏
歓楽の街は弥生の昼休み
袖まくり初夏呼び寄せる闊歩かな
コンビニの駐輪客はよそ散歩
人乗せて街のリズムにそよぐ春
コンビニのむすび喰う間の春の夢
往来の賑わいもまた過ぎる春
未熟者熟しすぎたる春うつつ
春の酒焼き鳥けぶる裏通り
こっくりと車中で居眠り春午前
ここかしこ野辺はピンクの花盛り
311(サンイチイチ)忘れまいぞと12年
土曜昼蕎麦屋のすだれ夏気配
赤羽吟遊絶好調ですね。以前今西鶴と呼ばせていただいたことがあったと思いますが、今回は寝惚ねとぼけ先生蜀山人太田南畝の狂歌のようなテイストを感じました。赤羽は立石と同じく千ベロの繁華街があり、交通の便がよくなって、住宅地としても近年、住みたい街(駅)の人気が急上昇しています。駅裏繁華街に2度ほど足を踏み入れたことがあります。