人生とは自分の居場所づくりだと思う、わーい、言っちゃたい、、だってつくづくそう思うから。きっと誰だって、自分の来し方を振り返るときジェットコースターに乗ったような人生だと思う。僕は降ります、第4コーナーの最終コーナーでそれは許されると思う。高見順が死の1週間前、乗り合わせた乗客の顔、車窓から見える風景がいとおしくてたまらないといったような感想を僕は覚えています。今は少しはその気持ちがわかるような気がいたします。
今日僕の後の人生に必要ないと思ったエアコンをイモヅルハウスに設置してもらいました。冬がこんなに辛いとは思わなかった…その結果です。残りの人生は平坦な道を歩いて行こう。もう今更苦労はしたくない…正直な感想です。最後の第4コーナーは石橋を叩いても当たらないそういう人生を歩もうかと思います。そう思っていたってそうはいかない人生だと少しはわかっているからです。おかげさまで振り返るだけの経験はさせていただきました。おばあちゃんのことが少し分かった気がしました。偉そうなことを言ってすいません今日も酔っぱらっています…おやすみなさい😴
日本の冬は暖かくて穏やかで、「こんなの冬じゃないわ」という声を私は英国やドイツの女性から何度か聞いたことがあります。そのため、日本の建築は冬を馬鹿にしている、というのは言い過ぎでも、軽視していますよね。だから日本の家は冬にはとても寒い。暖房もろくにない。以前は私の家でも暖房らしきものは炬燵くらいで、手洗いに行くときは上着を羽織ったりしたものでした。
最近、こちらに住む日本人の女性たちと話す機会がありましたが、全員が「一日も早く帰国したい、という思いはあるけれど、冬はダメ。家の中がどこもかしこも寒くて我慢できない」と言っていました。本当にそうです。建付けが悪いのか、あちこち隙間もあり、エアコンもなかなか効かない。止めるとあっという間に冷える。通気性がいいのはそれなりのメリットはありますけど、日本の建築家は普通の家の「断熱」ということを考えたことがないんじゃないかなあ。
というわけで、私も冬の間は我慢して、3月半ばに帰国することにしました。2年半ぶりの日本、こんなに長く離れていたのは初めて。