形容詞マニア　いちまる　1月20日

< 潔い> 往年の名横綱、栃錦は師匠の栃木山を見習って引け際の良さではピカイチだったそうだ。前場所に優勝した栃錦は翌場所初日から2日続けて負けた時引退を決めた。彼は潔い。それに引き換え、まもなく入れ替わるアメリカの現大統領は潔くないね、、、以上は兄の個人的な見解です。 僕の見解 : 潔い…まな板の上の鯉、の例え話は覚悟の潔さを表したもの。 にっちもさっちも行かないくなって会社が倒産する時、経営者が私財をなげうってでもお得意さんにできるだけの手当てをする人は再建の見込みあり、心意気に再投資する人もいる。苦境のときの人間の身の処し方を世間が見ている…これは、僕の営業の師匠の言葉です。苦しい時でも人間は潔さを見せるかどうか、世間はそれを見ている…と言う意味だと僕は取りました。生き馬の目を抜くような世界ではしぶとく生き残るものが勝つ。それでも、法人財産と個人財産は別、を承知の上でなおかつ誠意を見せる理屈ではない情実の浪花節の世界。自分の身に降りかかったら実行できるか?そこのところのギリギリの潔さ、なかなかできないからこそ、実行してみせた人は「潔い」と言われるのだと思います。かつて日産を立て直した伝説の経営者が使途不明金の説明もなしに行方をくらました一連の行動は日本では決して潔いとは言われませんね。