<うれしい張り紙>
昨日、立石近辺の奥戸街道歩道に移動用車付付きの手ごろなラックが置いてあり、ご自由にお持ちくださいと張り紙をしてあった。ちょうど欲しかったので、ラッキー。色もサイズも軽さも狭い部屋にぴったり。こんなこともあるんだなぁ。そういえば僕にはよくある。僕がラッキーなんだ。張り紙さんありがとう。
<悲しい顔>
昔、新小岩にあったファミリーレストランのトイレで用を足していたら隅のタンクの上に封筒を発見した。中身はピン札で約三百万円と、ふんだ。経理マンだった直感で封筒に触らずともわかる。封筒を置き忘れた人のすぐ後に僕が入ったので置き忘れのご本人は間違いなくその人。お店の人を手招きしタンクの上の封筒を確認してもらい、後の処理を店の責任者に託した。持ち主に無事お金が回収された。落とし主が僕の席まで来て、深々と頭を下げ、数万円を僕に差し出した。ニ度ほど固辞したが(ニ度目の声は、我ながら小さかった)ぜひともと言われて金を受け取った。実は手元不如意だったのだ。そのお金は後で仲間への手間賃の一部として使わせてもらった。
母にその一部始終を話し、胸中を明かした…お母さん…正直言うとね一瞬だったけどこの三百万があったらなぁと思ったよ…と告げると…一瞬悲しい顔をして、母がポツンと「…情けないことお言いでないよ…」
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形容詞マニア いちまる 1月15日
形容詞マニア いちまる 1月15日
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お城での音楽会!いやはやうらやましいですねー!落とし物にまつわる話さえ…うらやましい位の余裕、いいなぁ。
私もこちらで二度ハンドバッグを無くしたことがあります。一度はバイエルン州の、かの白鳥城がある町で。お城での音楽会のあと、貸し切りのバスでホテルまで帰って、バッグがないことに気づいた。ところが夫は「明日バス会社に問い合わせよう」と慌てない。その言いぐさが、この辺の人は敬虔なカトリック教徒だから落とし物をネコババしたりしない、というものでした。理由はともかく、バッグは戻りました。
もう一回はスイスで。いろいろ買い物してから立ち寄った村の有名な工芸品店にバッグを置き忘れました。これもホテルに着いて気が付き、引き返したのですが、夫はまたも「スイス人は人のものを盗んだりしない。それに、入れ替わりに入ってきたのはバイエルンの連中だから大丈夫。」工芸品店に戻ったら、店主がまだバイエルンの男たちとお喋りしていて、私の顔を見るなり、あ、あそこの隅っこに忘れてるよ、と顎で示した。今回も、あまり根拠のない夫の信頼の勝ちでした。
お礼?最初のときは、お城の近くの観光案内所にバッグを届けてくれたバスの運転手さんの家を探して、100ユーロ渡しました。
その後のケースでは、お礼はしていません。だってこの店では、うちはしょっちゅう高い買い物をしていて、全部お手製の、馬の首にかける大きな鈴とか喧しいカウベルとか、牛飼いの銀のパイプとか、犬の首輪とか・・・馬も牛も飼っていませんから、ベルの類は事務所に掛けてありますが、犬の首輪は近所の犬用です。
落とし物と拾い物については、私も色々思い出があります。もちろん粗忽物の私は落としたほうが多いですが。
まだ学生の頃、財布を拾って交番に届けたことがあります。その時は急いでいたのですが、住所氏名や拾った時の状況など事細かに聞かれてまるで犯罪者の取り調べのような目にあってすっかり警察不信になりました。
逆に、まだ出版社に就職したばかりの22,3歳のころ、教科書の売込みで大阪市内の高校を巡回していたときに、うっかり通帳と現金をまとめて落としたことがあります。真っ青になって訪問先を逆にたどって探してみましたが見つからず、とりあえずその日の予定を切り上げて、宿泊先にしていた西宮の姉夫婦のアパートで日報を書いていましたら、西淀川区の警察から連絡があって、拾い物の届けがあったということで無事手元に戻りました。この時はやはり無くした時の状況、財布にいくら入っていたかなど事細かに聞かれました。なるほど警察は拾い主が猫糞してないかなど犯罪につながることがないかをチェックしているのだなと分かりました。両者の証言を突き合わせてから、問題なしを確認して引き渡しとなり、法定の謝礼を拾い主に渡して、1件落着というわけです。この時は通帳と一緒だったので、連絡先がわかり、現金も戻ってきたのですが、届けてくれた町工場の職人の方が仏様に見え、大阪が好きになり、世の中というものを信頼できるようになった気がしました。ただその後は、拾得物については極力警察の手をわずらわさないで解決すべきだという教訓を守っています。落とし主と連絡がつくものは直接返す。交通機関や商業施設は施設の管理者に届ける。…
拾ったお金で思い出しました。 僕も20年くらい前にコンビニでレジに並んでいたおじさんが1万円を落としたので「落ちましたよ」と知らせてあげたら、そのおじさんは買ったばかりのミカンの缶詰を僕に渡したんです。僕が「僕は果物がダメで、とくに缶詰のミカンが嫌いなんです。だいたいあの酸っぱいものがシロップ漬けというのが許せません。持って帰ったところで捨てるばかりです。僕に渡すのはもったいないですよ。お礼の気持ちだけで十分です。いりません」と断ろうとする前におじさんは逃げるようにコンビニを出てしまったので、僕はレジの店員にそれをあげて逃げるようにコンビニを出ました。(ごーぎあんさん、代いちまる…このコメントはごーぎあんさんからです)