1月8日(水)
長い長い隠居期間についてこれから誰もが直面するようになるだろう。心配事は先送りも昔から繰り返されてきたこと。自分の身に降りかかってきて初めてはっと振り返る。振り返ってみてもそこには誰もいない。自分自身が年寄りの最先端にあることを再認識する。
年寄り修行はこれからの課題だ。年寄になるための勉強。僕が身をもって体験すればいい。
いろいろな方がいろいろな立場で一生懸命掘り返しているところを探っていこう。
取材先はいくらでもあると思う。やっとスタート地点に立てた気分。
そもそも年寄りになる準備なんかできなかった事情があって、、直面して初めてはっと我に返り周りを見渡す。自分が最先端と認識する。認識した。
走るわけにはいかない。体力がないのと注意力不足で怪我をするのがオチ。呼吸を整えてゆっくり歩いていこう…そんな気分です。
60年代のことですが漫画「サザエさん」で、通りで誰かが「ご隠居さーん」と読んだらどの家からも爺さんが顔を出す、という時代がいずれやって来る、というのがありました。すぐにその通りになってしまいましたね。
この漫画を描いた長谷川町子さん、「年とってからの病気はもう寿命なのだから手術などの治療は不要」と主張していて、その持論通り最後は治療を拒んで亡くなったそうですが、でもわずか(!)72歳だったんですよ。だけど、ちょっとカッコいいかな、と思う。