10月22日(日)
男女七歳にして席を同じゅうせず、、の儒教の教えはムスリムにも通じるなぁ、と今日の場面を描く今、ふと考えました。
よく考えるとふと考える問題ではなくて国によっては命に関わる問題であり、みだりに顔を露出しない文化から見れば…僕も文化に汚染されている人間という見方もできる。
書くことの効用だと思いました。読者がいるいないにかかわらず書き記すことの意味の深さを感じます、神妙。
僕自身は何気なく交わす握手を含めて、お互いの「手を握る」という行為がとてもセクシーだと感じている人間です。セクシーの始まりであり終わりである…と言ってみれば、これだけで1冊の本が書けそうだ。
もう一方で、あることに気がつく。セクシーなるものを手段にすることの不潔感が僕の中にありはしないか(ご商売は別)この矛盾は看過できない(本心ならよくて、手段ならだめ?これだけでもう1冊本が書けそうだ…😅)
もっとも僕の友人のように所詮男と女の騙し合い、と言ってのける人々も多いことでしょう、それもすごい)
文化はこの小さな違いから大きな違いを生み出す…とも言ってみる、書いてみる。やはり書く事は気づくことだと思いました、とても不思議な行為。意識するにしてもしないにしても僕らはコントロールを受けている、発信元は何?発信先は何?まぁそれがこの物語の骨かもしれない。
さて文化の違いから見れば僕は明らかにルール違反をしていると言う意識を持ちつつ今日の場面。
アフロアメリカンといい仲になるシーン、、(こんな場面ばかり抽出するなんて…むっつりスケベと思われるのは良しとして、、またかよと思われるのもまぁいいかなと思いつつ、、男と女の出会いでお互いのプライドを保つことの大切さをあからさまに訴えたかったというのがあります、ましてこの2人は後々、国際会議場で人間の深層意識に関してどこまでドライブ(人身的な操作)をかけて良いかについて、丁々発止の応酬をする羽目になる2人なのですから、、、、。
亜紀の部屋
亜紀は先ほどから人種差別について話している最中、ジョン(ジョン・クワナベ)のジーンズの前が張り切っているのに気づいていた。切れる、と直感した。今となっては遠い昔の出来事のようにも、つい昨日の出来事のようにも思える籾二を襲った自分の姿が重なった。
ストップ!亜紀は腹に力を込めて相手の気勢を制してから口元を緩め優しく微笑みかけながらジョンの顔の前に手を広げた、、優しくジョンの目の中に自分が映り込むように手を下げて胸の前で撫で下ろすような仕草をして、、
Slowly ...boy ...calm ...down...いい子だから落ち着いて…と言って傍にあるしっかりした作りの椅子に腰かけさせた。視線を離さないまま近くにあった丸椅子に手を伸ばし自分もジョンと向き合うようにして座った。
ジョンが落ち着いたのを見届けてからティッシュペーパーをそばに置いた。
ジョンのジーンズを下げ下穿きを下げリトルジョンを出す。張り切ったリトルジョンは亜紀の掌の中であっという間に果てた。
シーメンが飛び散らないようにあてがったティッシュペーパーに重さを感じながら、亜紀はジョンがジーンズを直している間にトイレで処理した。
我に帰ったジョンは一瞬にして理解した。アキはアキ、僕は僕、独立した人間なんだ、人間は物ではない、、。
アキは僕を守ってくれた。
ジョンは恥を知る人間であった。
(今日葛飾区中央図書館で内田さんの出版された評判の本をめぐって、内田さんと、ももさんのちょっと変わった座談会形式の講演会がある。ともにKBCメンバー。
KBCのLINEトークのアナウンスで僕の勘違いがわかってよかった…実は来週とメモしていたのだ。早とちりの僕はよくこういうことがある、確かめる事は大切な事ですね…「そのことは確かか?」と確かめよう!)
そうなんですよ、握手って未だに抵抗がある。人の手に触って握りしめるなんて。だいぶ前、7,8年前だったか、デンマークの公務員(もと移民でイスラム教徒)が他の自治体から来訪した女性と握手することを拒み、その理由が宗教的なものだったので、最終的に首になったことがあります。宗教と男女差別が絡めば現在の欧州では解雇もやむを得なかった。「移民」を理由に特別扱いのある北欧でもそれは同じ。(行き過ぎた移民優遇への反発もあって、今のデンマークは移民・難民の締め出しに動いています。)
私は女でも男でも他人の皮膚に触りたくないなあ、と思う。それからハグも嫌い。うんと親しい人との再会なら相手がオッサンでも我慢しますが、この場合大きな身長差があり難くて、相手の顔は私の頭の上、私の顔は相手の胸の部分に押し付けられているので、肌に触れることはありません。
そんなこというと半文明人みたいな扱いを受けるのは、実際のところ「多様性」など欧米内部でのバラエティに過ぎないホワイト人種の傲慢の証拠です。お辞儀って、優雅で穏やかでいいなと思います。また女性に対するイスラム式の男性のお辞儀もよろしい。日本人のように深々と頭を下げるのではなく、胸つまり心臓の上に右手をあてて上半身を少しだけ前に傾ける。これ、いい男がやると絵になりますよ。ただ、イスラム式の男同士の挨拶はゲーですけど。