6月3日(月)
昨日昼過ぎからしっかり雨が降ってきた。
紫陽花はもう梅雨だよとつとに宣言ずみ、、雨の中、堀切菖蒲園で菖蒲まつりも開かれたと他のグループLINEで知った、花菖蒲は葛飾区の花、言ったもの勝ち。
梅雨と焼き芋ルームはなんとなく相性が良いとわかる。閉じこもるにはもってこい。気持ちも湿る、落ち着く、無理してない…自分でわかる…ありがたい。
ゆっくり本が読める。少ししか進まない。ゆっくり読むからだ。
声に出して読むスピードでしか読まない友人がいる。真似をする。
知人たちの良いところの真似をする。面白い。
シマダヤのつけ麺… 三人前じゃないところが気にいって、つけ麺じゃなく…冷やし中華風にして食べた。
太い麺なので食べ応えがありおいしかった。二人前なのであと1回楽しめる。
にんじんを、電子レンジでアルデンテにして、つまりしっかり固さを残し、つまりつまり芯の固さを残し、マヨネーズで食べてみた…おいしい、甘い。
小さな新じゃがを見つけると必ず買う。電子レンジでチンして(こればっか)洗った皮ごと食べる、、やはり甘くておいしい。
読み方も食べ方も暮らし方もいつものやり方と少しずつ変えていくと面白いと思いました。
そうそう泳ぎ方も昨日から変えました。最近は仰向けになって取る浮き身の姿勢も、まるで塩分濃度の高い死海で浮くように足先が水上に出るようにまで浮けるようになった、、たったこれだけで愉快愉快。
その姿勢を崩さないように、手をオールのように静かに動かすとすいすい進むじゃありませんか、、まぁ当たり前ですね、、水面をすべるようにして進むボートの形を崩さずにオールで漕ぐわけですから…
元々そういう泳ぎでしたけれどももっと徹底します。
フラット泳法と名づけました。他の泳ぎもすべて水面近くをフラットに泳ぐことを第一目標に決めました。速さとか見栄えの良さとかは二の次ということです。気持ち好さ優先。
人生はスイスイとはいきませんでしたがせめて水泳ぐらいはスイスイといきたいものです、ミズスマシのように…
そういえばミズスマシもう何十年も見ていない。
プールで会う人にこれは説明しないでみんなが気がつくまで黙っています、、秘密を持つって、、面白い、、聞かれれば説明するつもりです…多分当分そんな小さな変化、みんな気がつかないと思います…僕なんか自分自身の変化さえ最近は気がつかないくらいですから…気がつかないから面白い、ちょっと怖い。
気がついてくれたらそれはそれでまた面白い。
キーボードもゆっくりですが少し面白くなってきました。練習曲に表情をつける余裕も少し出てきました。そんなことより何より無骨な指がキーを叩くそのことが愉快。
何でも楽しめるのが1番…楽しむ者に如かず、、論語の教えの通りだなと思います。
たったこんだけのことで、はしゃげるぼくは、前にも言いましたが、、まるで子供だ。
子供の昔に帰りたいと思ってそこに向かってまっしぐらなのかな。
(はっきり言って、読むのに気が重い本を読み通すのは、体力がいる。
こんな楽しみでもなければ気が滅入ってしまいます、、そんな気が重くなるような本読まなきゃいいじゃないか…そうはいかないのです、、
根が楽天的な僕でもわかりたい事はある。
同じ人間が考えたり行う事に興味があるのは同じ人間だと思うからだ。
考えられない殺戮を繰り返しても彼らなりの考え方があると思えば、彼らの頭の中の構造がどうなっているのか一応知っておきたい。
コントロールされる方の人間の頭の中の仕組みも知りたいと思うのもまた同じ理由だ。
梅雨が明けたら…また、今ブロックで遮蔽している床下の幅数センチ長さ1メートル以上ある!数カ所の通風口を開けよう。
千年以上前から続く日本の蒸し暑い夏をしのぐための在来工法の伝統、、床下通風口、、それを固守する職人さんの仕業、、電気代はかからない、、ネズミが雨宿りに入らないように去年僕が金網を設置済み)
梅雨と焼き芋ルームの相性の良さって分かりますね。梅雨の時期は長いので辟易したものでしたが、日本型の家の、庇が長くて明りの足りない部屋で、静かな雨音に聴き耳を立てるというのも、オツなものだと思います。庭に卯の花や杜若が咲いているとなおさら。若い人も、今はそんなの退屈に感じるかもしれないけど、あえてそういう体験をしておくと老いて後のいい思い出になるでしょう。
ミズスマシといえば、こちらでは全く水生昆虫というのを見たことがありません。全体に虫が少ないのです。ジャン・アンリ・ファーブルは緑豊かな南フランスに住んだから昆虫記が書けたのでしょう。学者たちは温暖化の話ばかりしていますが、温暖化は樹木や草花の成長を促すから必ずしも悪いことじゃない。それより、今の中東欧が南欧並みの温度になっても虫が増えないことが不思議。
物理学者の寺田寅彦に
・山さけて成しける池やみずすまし
という句があるでしょう。地震で山が避けて池ができて、そこでミズスマシがスーイスイという情景がいいですね。寺田寅彦のエッセイは夏目漱石も褒めたそうな。