よく眠れないと母に言われて…食事をしたらすぐ布団にくるまって目をつむれば眠くなるよと、適当なことを言ってました…実際にやってみると…寝床に入って目をつむればたしかに、、、眠れる…。母に言ってきたことを実行してみる生活習慣。
五七五と適当に言葉を並べて…風景を見る…これも習慣、気分は俳人、あはは🤣
(もう冬モードですが…以下、順に句は秋口まで遡ります)
ろれさんが最近グループLINEにアップしてくださった写真を見て…
万年も洞をかたどり滝紅葉
幾筋も流れる滝にまるで丸くスポットライトが当たったようにそこだけ空気がひんやりしている、滝は何万年も流れ続けている、ドラマですね
秋の日を飽かず染めゆく夕日かな
屋根の端を焼いて朝日の秋の明け
燗つけて厚揚げ食らう秋旨し
洋々の大河のごとし秋の雲
天高く雲しろしめし秋堂々
大いなる柿そこにあれ秋景色
川面照り雲みはるかす秋の風
往来でみとれて仰ぐ鱗雲
寝床からLINEを飛ばす秋深し
おお寒いももひきストーブ冬支度
辻地蔵冬は近いぞ衣替え
銀杏や翠食む秋冬ゆるり
独り酌む数多の影と秋語る
店先に青味残して柿並ぶ
秋寒にそぞろ身支度暖房具
雲流る行き先知らず天高し
流れるままに行く雲は流されながらものんきそうです
白髪の鬢(びん)撫で付けて秋拾い
カレンダー3枚残し月めくる
母姉妹手を携えて秋日和
結ばれた手を振り歩む秋小道
小さい妹を中に姉と母とが手を携えて僕の目の前を通り過ぎて行きました
窓を開け放つと空の小さな白い点が左上から画面の斜め下へと消える、北東へ向かう飛行機
秋空の座標の点の機影かな
大都会空飛行雲天下秋
実る秋たなびく雲に山煙る
見上げれば雲突き抜けて秋の空
冷たさは床下の秋素足かな
手が届きそうな低い雲が北に流れて行きます、台風の季節到来
やい台風屋根の塵だけ払って去れ
おーい雲秋連れて来い啄木も
路地裏の秋日の入りの茜空
飲み過ぎの蚊をひとたたき秋の暮れ
たっぷりと血を吸った蚊がふくらはぎに止まってました、満腹はいけませんね…僕にあっさり潰されてしまいました😜
球投げる老人の背の秋陽かな
秋ですね
起き抜けの夏の間忘れていた肌寒に、軽くつくため息😮💨夏を吹っ切り秋モードに切り替える
風通る窓全開の秋となり
名月が季節知らせて今朝の秋
路地裏の名月と酌む一人酒
南北の風吹き抜けて部屋は秋
昨晩雨が降ったらしく南北の両方の窓を開け放つとひんやりした風が部屋を通り抜けてゆきました
俳句で遊ぼう、ですね。
たくさんの句をアップして下さって、それぞれにペアとなりそうな句ができればと思ったのですが、数が多いからいくつか選んで共通の季語のものを載せています。
・往来で見とれて仰ぐ鱗雲 → 知らざりし夫の若き日羊雲
こちらやはり海岸線が短い内陸国ですので、うろこ雲とか鰯雲という名称は無いんです。その代わり、日本語でいう羊雲は「子羊の雲」といいます。
・秋の日を開かず染めゆく夕日かな → 祭り待ち秋空に探す茜雲
・大都会空飛行機雲天下秋 →航跡雲秋空に描く伊予絣
・母姉妹手を携えて秋日和 → 兄姉を欲しがりし日よ秋桜
長女なので兄さん・姉さんがいたらなあ、とよく思いました。特になぜか秋になると。
・店先に青味遺して柿並ぶ → 吊るし柿障子の影も色づけり
・カレンダー3枚残し月めくる → 月ごよみ2枚となりて熱燗す
いちまるさんのは10月の読まれた句でしょうか。私のは今月11月ですが、11月はもう冬の季語になるんですね。秋日和ももう使えない。
その代わりに「小春日和」はよろしい。
これ、わりと句にしやすいように思います。
・小春空轍の水も澄みにけり
・小春日や轍に浮かぶちぎれ雲
一つだけ、三十一文字で。
・ゼラニウムしまひて鎧戸を閉じて 終わりし夏を虚空に放つ
もっとも今年の秋は暖かい日が多いのでまだゼラニウムを飾っている家もありますが、10月も半ばを過ぎると、スイスやオーストリアの小さなホテルはクリスマスまでしばらくお休みになります。庭師さんたちが花をしまう様子を見ると、ああ、夏は終わったんだなあ、といつもちょっと哀しい。