〔ホームページのフォーラム欄に投稿するにあたってクレマチスが、一部行間を詰め、省略し、実名を仮名とさせていただいた部分があります。〕
12月6日(日)
クレマチス
木下秀子さんから「葛飾文芸クラブの皆様へ」というワードファイルを添付したメールが届きましたので、メールの抜粋とともにご紹介します。
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H様
11月の例会も楽しく参加させていただきました。お礼を申し上げます。A氏とT氏、そしてO氏の作品について感想を書かせていただきました。
お手数ですが、時間のある時に、皆さまにお見せください。
……
色々な表現があっていいと思いますし、ご縁があって、出会った方の個性は認めるというのが、私の信条です。
葛飾文学サークルは、それがとてもうまく出来ているので、いいなあと思います。
……
今後ともよろしくお願いいたします。
木下 秀子
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葛飾文芸クラブの皆様へ
11月の例会では、お世話になりました。
荒川真澄様が書かれた、「僕の昭和」を完読いたしました。
もう、10年前の話なのですが、ある出版社の社長さん(故人)と雑談をしていて、彼が、こういうことを言ったのです。「今は本を、読む人より、書く方が好きな人がふえているんだね」私は、今回、「僕の昭和」を読んでいて感じたのは、この方は、読むより、書くタイプだなあって思いました。彼には、想い出の引き出しがいっぱいあって、それを一つずつ開けて、文章に託しているような感じがしました。あの字数で、一つのテーマをまとめるのは、結構難しいと思います。私、木下などは、結構だらだらと書いてしまう方なので、勉強になりました。
私ことで、申し訳ないのですが、90年代の終わりから5年ほど、四柱推命という、運命学を、京都の先生に師事したことがあります。その先生も、すでに故人ですが、最後の授業の時、とても印象深い話をしてくれました。
「人生は想い出の積み重ねです。素敵な想い出をたくさん持っている人は、良い人生を送ってきた証拠です。皆さんもよい人生を送ってください」
荒川様の「僕の昭和」を読んでいて、その先生の言葉を思い出しました。きっと良い想い出と共に、歩んでこられた方なのだなあと、思いました。
私的には、当時、60年代の激動の時代背景を取り入れてくださったら、より動きのある自分史になったのでは、ないかしらと思いました。
高橋様のパステル画
絵の好きな人は、いつでもどこでも、描いているといいます。この方もそうですね。パステルをつぶすような感じで、風景画を描かれておりました。木下は、絵が下手なので、それを拝見していて、とても羨ましく感じました。と同時に音楽に対する知識も、相当おありで、この方の回路は、絵と音楽がどこかで繋がっているのだと思いました。海辺の絵などは、波の流れが、メロデイを思わせます。文章でも、音楽でも、もちろん絵画でも言えるのですが、それに触れたとき、とても幸せな気分になれることが、大事ですし、そういうものを創り出すために皆さん、努力されているのだと思います。高橋様は、楽しそうに描かれていました。また、作品を見せてください。楽しみにしています。
そして、大村様の短歌です。
最後のページは、英語で綴っておられますね。私は、短歌のことは難しくてよくわかりませんが、あの、英語の歌は、とても好きです。おそらくお母さまに捧げたものなのでしょう。お母さまを失われた寂しさは、英語の綴りからは、あまり感じません。それよりも空模様を表現する様が、どことなくロマンチックな感じを鑑賞する側に与えます。
以上、失礼いたしました。
5. Dezember Advant 2020
文責 木下秀子
あらかわま
木下秀子さま、私の駄文本に率直な感想ありがとう、(完読)なんて言われると恥じ入るばかりです、回想日記の様なもので、貴女の(想い出の引き出しがいっぱいあって、それを一つずつ開けて文章に託している)の言葉はおっしゃるとおりかもしれません、この素敵なフレーズを次回使わせてもらいましょう😊
12月7日(月)
大村繁
おはようございます(おはよう)
クレマチスさん、木下さんありがとうございます😊
小冊子にしておいて良かったなぁと思いました、こうしておけば手に取ってもらえる可能性が増えます
いつか葛飾文芸クラブでも小学校の文集みたいにまとまったものが出せたら楽しいなと思いました😚
……
12月10日(木)
〔大村さんの『青春の彷徨』の紹介〕
http://wix.to/dMCcDHo?ref=2_cl
木下さんにお借りした本の紹介のラストです
さざんかやあふれよちらせ花粉撒け
3日も一緒に暮らしていると…応援したくなります😌
12月11日
大村繁
しなびては咲くやさざんか…時師走…時急ぐ…忙しいやな
しなびては咲くやさざんかせわしやな
おはようございます
おかげさまで俳句の自由度を確認できました😅
……
クレマチス
山茶花の赤が目にしみます。
私の庭にもありますが、剪定を失敗して今年は駄目でした。
古書の中に山茶花の句を見つけたので、ご紹介します。
山茶花に霜滴りて庭午なり
漢詩人で正岡子規の弟子の福田把栗(はりつ)の句。(庭午=亭午は漢語で正午)。
「昨年中著しく進歩為したるは把栗なり。
昨春初めて俳句を試み秋冬に至りて既に一家を成す。 その趣向多く漢詩より来る。---好んで「午〔の刻〕なり」の語を用う」(「明治29年の俳句会」正岡子規『四年間』)
大村繁
朝からの冷気が緩んでほっとしたたたずまいの清澄感に思わずうなずいてしまいました😌
クレマチス
同じ箇所から把栗をもう1句、
小春日さして書巻まばゆき机かな
大村繁
書巻の照り返しがまぶしい小春日が暖かいです、ゆったりとした本当に好い句ですね
クレマチス
高坂明良さんの『風の挽歌』から私の心に響いた7首をご紹介します。
老婆のやうな自転車漕いでゆくのだよ ギイコ、ギイコ、と骨を鳴らして
赤ん坊の正視ひとつに崩されて俺の荒野に揺れる菜の花
折鶴が上手に折れてしまう夜どこかで人が自殺している
万華鏡廻してみれば尹東柱六畳部屋は他人の国だよ
銀の狐と母は呼ばれてうつくしの横顔があり豊けき尾のあり
読者たち絶望するな。 では、失敬。 太宰「津軽」を読み返す。 ふふ。
「ナオキ!」と呼べば眠たい目をこすりきみは「何?」とだらしなく言う
大村繁
韓国の詩人尹東柱(ユントンジュ)をひいた歌、老婆のような…、折り鶴が…、、、の歌は僕も気になる歌でした😌
〔グループトークの続きです〕
クレマチス
著者の豊で切ない青春時代からの時間と場所を共有した人々の感情と記憶が印象的な言葉で読み込まれた歌集でした。
大村繁
そうでしたか😑
一見して高踏的、、、に見えたものですから感情移入がいまいちでした😅
クレマチス
書名の通り挽歌がメインストリームになっていますから、過ぎ去った折々の瞬間の感情を定着して故人を回想し、追悼するような歌が多いと思いました。短歌はそのような表現に最も適した形式だと思いました。
大村繁
夭折した中条〔城〕ふみ子をなぜか思い出しました、短歌でしか吐き出せない想い、、、短歌は好きです😌