昨日いつものように兄と青戸で会食をし、帰りにコジマ電気に寄って電気ストーブを買った。これを4畳の部屋に置いてみるとなかなか具合が良い。田の字に畳を敷いた部屋だと思ってください、あるいは細長い座敷牢だと思っていただいても結構です。脇机風のものを2つつくりその上に90センチ× 180センチのコンパネを縦に2つ割して(ホームセンター ビバでワンカット50円)重ねそれを天板にして机にしておきましたので椅子を置いてランプをおけば立派な書斎です。狭い部屋なので暖房効率抜群足元も暖かい。引きこもりにはもってこい…で、その話題。
引きこもりって悪いイメージですよね。これを払拭したい。引きこもりの人が何十万人もいて問題にしています。僕は自分も含め引きこもりについて積極的な評価をしています。次の二点です。一つは加熱した社会の冷却効果、もう一つは人材予備軍としての社会的余裕。
引きこもるには理由がある。理由の詮索は今は致しません。引きこもる人には社会的な上昇志向はどちらかと言えば少ないと思います。無欲とは言いませんが欲望は少ない方だと思います(ちょっと決めつけが過ぎますが)。少なくとも社会を掻き回さない(犯罪に走る方は本当に少数です、例証は省略)、これが社会の「重石:おもし」、つまり世の中を少しだけ落ち着かせ、冷却する。
人材としての視点を述べます。世の中のペースに乗れない、または乗りたくないのは、世の中の仕組みが彼らに適合してないと見てはいかがでしょうか。働き方改革が叫ばれて久しいですが、僕が若い頃将来はおそらく2、3時間働けば暮らせる世の中を夢見ていました。これからは一部の人はそれを目指してみたらどうでしょうか。労働生産性を問題にするのではなく、労働時間そのものを問題にする。同じように見えて取り組み方が全く変わってくると思います。個人の欲望に応じて仕事を作る。引きこもりはその予備軍も含めて…欲望が大変少ない、と仮定して問題に取り組めば、意外と簡単に達成するような気がするのです…達成レベルをさらに引き下げるために…少ないもので暮らすサバイバル塾をこれから立ち上げなければなりません、あはは。これが暖房付きの座敷牢で考えた最初のボケです、朝から馬鹿な話題でたいへん失礼いたしました😅
おこもり、いい言葉ですね、使わせていただきます^_^
まあ、よく片付いた機能的な部屋ですね。気持ちがいい。あ、書見台まである。出口治明さんの「全世界史」が出番を待っている。
暖房器具っていろんな種類があるのですね。こちらでは主な部屋の壁にパネルヒーターを取り付けていますが、日本では無理。だって襖とか障子がほとんどで、壁はあっても薄いから。日本の家はだいたい冷暖房両用の器具をとりつけていますね。部屋はいいとして、浴室の脱衣場・洗面所が寒い。3畳~4畳のスペースにエアコンはとりつけられない。というか馬鹿馬鹿しい。それで私はハロゲンヒーターを買いました。夏にはダイソンのナントカいうの。日本にいる間にこまごました電気製品が結構増えてしまった。お掃除ロボットとか。(ところがこのロボット、畳が苦手だという。結局畳の部屋は昔ながらの箒を使っています。私は電気掃除機の音が嫌いなので。)
「ひきこもり」という言葉が聞かれるようになったのがいつのことか忘れましたが、その前に「お籠り」という言葉を知りました。NHKの日曜日の「宗教の時間」かだったと思います。お籠りって「神社やお堂に籠り、心身を清らかに保つための隔離生活をおくる宗教的行事」だそうですが、これは別に普通の人が精神衛生のためにやってもいいんじゃないかとその時に思いました。世の中には情報やら流言やらが溢れていて、家族ですら煩いと感じることがある。忙しい30代から50代までずっと周りの干渉や指図や懇願に苛立っていたので、そういうものから自分を遮断する期間があるといいなと思ったのでした。