埃のように溜まってゆく現実なんていう虚構に騙されるんじゃないよ…という30年前に書いた文句を思い出した。図書館で廃棄処分されたリサイクル本の1冊を昨日寝る前に読みだしたせいだと思う。30年前のその頃僕はもちろんすでに…ペンキ屋だった。心の中には母がいて姉がいて兄がいて仕事があって…現実を選び取れない僕がいた。こんな子供っぽい文章が書けるのは…冒頭に書いた文章の生硬さを見ればわかる。30年前とどれだけ僕は変わったと言うのか(多分大して変わっていない)、、手垢のついたマンネリといっぱしの常識を備えたつもりのぼくを取り巻く現実がとてもじゃないけど受け入れられなくて虚構に逃げ出したい僕がいたわけだ…この年になってやっとそれがわかるとは… 22歳の時に最初の会社を辞めた時と同じ思いを相変わらず抱えたままよくある現実は結局素通りさせた。もちろんそれが正解だった(当時は確信を持てなかったけれど)よくある現実なんて受け入れる気なんてなかったわけだから。人間関係がめんどくさい。今手にしている「自由」と引き換えにするほどの価値は無い。当時はっきりそう考えていたわけでは無いけど結果的にそういうことになっていたのだ。
さて、、、問題のこの本、、後でイモヅルシキホンノキで紹介するつもりのこの本の最初で…近未来のことに触れていてその世界では虚構を勝手に出る事は許されない。勝手に現実世界をウロウロすれば法律により逮捕される…虚構と現実の逆転の世界が描かれていた。よくある現実を受け入れなかった僕はこの近未来の世界に近い人間なはずなのに(例えば童話の中に暮らすとか)…こちらのほうもとてもじゃないけど、ずっと住むには…すぐ飽きる、肌に合わない、、とすると僕はどこで生きればいいのか、さてさてこいつはえらい問題だ…ちょっとドキドキする…と言うのは…すでにそういう虚構の世界に一歩足を踏み入れた人もいる…というか、そちらを選んだ人もいる…と考えた方が現実的だから…あはは🤣笑っている場合ではない。
(〇さんがそばで、、あんた長生きするよ、と。
ハイ、充分長生きさせてもらってますと僕)
最近の僕の手は…世間を自分サイズにオーダーメイドする、といいますか…あっちを削ったりこっちをつけたしたりしてなるべく折り合いがつくようにしています^_^
子供の頃から何かにつけ言われ続けていました。「そんなことじゃ世間は渡れない」「それは世間に反する」「世間様に迷惑をかける」
大人になって男友達が似たようなことを言うのでムカついて、「世間、世間って、世間が私の一生に責任を持ってくれるわけじゃないでしょ!」すると相手は「じゃあ何か、あんたは世間が責任持ってくれるなら世間に従うのか」私「ううん、従わない」相手「ほら見ろ」何がほら見ろだか。