11月2 2日(火)晴れ
家は生き物だと思う。いきなり踏み込んで脅かすようなことはしない。実際には踏み込んでいるけれど…。新宅の一つ一つの柱とこれから語り合う。それが愉快だ。「空き家」もテーマの1つにしよう。新宅の周りの環境が…空き家が多いのだ。年寄りが施設に入る、若者たちはマンションに引っ込む。
ごめんください…と他人の顔をして入っていくとそこは空き家だ。空き家のまま住む…面白いぞ。家は、がらんどう。時間が止まったままになっている家、失礼します、住まわせていただきますね。僕は売れない物書き…またはまともな絵が描けない貧乏絵描き、、そう見せるためにもちろんちぐはぐな服装から演じなければならない。心根のちぐはぐを着るもので表現する。服には困らない、中古で買った服がどっさりある。服は気分を変えて演じるためのもの。人生は舞台で僕の舞台は新宅のあそこであそこが全世界であそこが面白い。こんな安い遊びを見つけた…当分楽しめる…あはは。
(今日は兄と青戸で会う。兄も様になってきた。僕だったら5分で歩ける距離を何倍もの時間をかけて歩いてくる人生、それが兄の生き方。もうお互いゆっくり生きていけばいい。そうは言っても僕自身は相変わらず、ちょこまかと動いている人だと、人には見えるだろうなぁ、それはそれで面白い。時代に合わない2人、それでも時代の部品であることは間違いない)
なるほど…僕の行動は理にかなっていたわけですね、、なんたって僕は前の家も前の方がつけた柱の背比べのキズも取っておくような男ですから…もちろん前の住人がなんとなく懐かしくて家を見に来たときのことを考えてです…あはは。それよりも5歳❣️の時の記憶がそんなに鮮明だったとは…びっくりです。 さっき兄と会って今度周りの住人には売れない物書きということでやろうかと思うと言ったら…真顔で(ペンネーム)、、いちまるでやるのか?と聞いてきてびっくりしたのなんのって…僕そんなこと話したっけ?(昔そんなこと話したらしい、25歳の時に使ったペンネーム)…なんでそんなこと覚えてんの?おばあちゃんが(歌い手)の市丸姉さんが好きだったみたいじゃない、、ですって。記憶しやすかったんですねきっと。 たっぷりした人なんだっけ(誰だっけ)…赤坂小梅、、と、ぼくが、答える。ま、覚えていると言ったって小学生にはなっていたでしょうから…やはり5歳の鮮明な記憶とうかがえば驚きます。