< 刺々しい >、、、とげとげしい、尖っている、つっぱり、、 目立つためには突っ張ってでも尖り(とがり)を強調しなければならない。魅力でもあり、武器でもあり、切り開いていくための道具でもある。 硬派は疲れる、かつて硬派だった僕の友人の発言です。昔のツッパリが、晴海通りだったかのヒップアップやシャコタン(車台の後をあげたり下げたりした車)した乗用車を何台も連ねた暴走族をひややかに遠見しながら… いちまるさん、見てくださいよ、アレ、いい年をして、ニ十五才過ぎて、ツッパリ、ありゃ、ないす(向島にあったぼくと友人の会社の昔中学校のツッパリのリーダー格だったガタイの良い職人さんの発言、、、 刺々しい…のは通用しないか、やっぱり大人の世界では) 昔勤めていた老舗の日本料理屋の社長に浅草の飲み屋さんで偶然鉢合わせした時、よもやま話で… いちまるさんも(以前は)つっぱってたもんなぁ、、、と言われた時、えーと思いました。僕の仕事は経理ですよ…つっぱりようがない。2人の税理士を前に…事業税の取り扱いについて…ぼくは一般的な話をしていたつもりだったけど、話の流れ上相手に対し失礼があったかもしれない、それが結果として突っ張ってたととられたか!あ、あれか、まぁ、サラリーマンの世界で外部の顧問先といえどもお客さん、先方の顔を潰すようなあの発言(ぼくにその気がなくても結果としてそうなってしまった)…確かにつっぱってたかも、でもそんなこと、そんなふうに思われていたとは、想像もしませんでした。今は(ぼくの印象は)?その社長が言うには…なんか丸くなったっていうかさぁ肩の力抜けているよね、、、あ、ありがとうございます! その時、すでに向島で有限会社立ち上げて(仙台から帰ってきて1年ぐらいしてこの会社を立ち上げてた、5期、5年で休眠)、僕が誘い入れた営業の人も一緒だったの見て、その社長気をきかせて…僕の顔を立ててサントリーの、なで肩のウイスキーボトル一本ぼくの名前でボトルキープしてくれたっけ。何の話?あ、ツッパリ、とげとげしい。職業的なものもあるなぁ…。 やくざ…は職業では無いけれど突っ張ってなきゃ仕事にならない。やくざ研究家でもあった僕のかつての相棒に、その世界のことはファミレスで食事してる時毎回たっぷり研修を受けた。ぼくはその友人から話を聞いてつくづく裏の世界、裏のビジネスサイズの大きさ、社会に浸透した根の深さ、思い知りました。また、脱線。まてよ、脱線でもないかな。刺々しい→つっぱり…に路線変更。 裏の世界、つまりツッパリの世界では…まず歩き方が違う。詳しくは言えませんが…僕はそのやくざ研究家の友人から教わったので今でもすぐにその筋の人は、わかります。先日立石で見かけて…懐かしかったです。やくざが懐かしいだなんて穏やかじゃありませんが…なんとも妙な気持ちです。銭湯にもタトゥーがしっかり入った人何人か入ってきます。複雑な気持ちです。このあいだ、全身のタトゥーを見てつい口が滑って…すごいね、と言ってしまった。浴場、脱衣所で使用が禁止されているスマホを使っていたそのお兄さん…照れ臭そうに笑ってました。ダンナさんここはそれ(スマホ)だめですよ、とこっちも笑いながら注意するとスマホをパタンと閉じた。閉じ方にちょっと圧(あつ:威圧)がかかってました。彼が抱えこんでしまったものの重さに気がつくのはもっとずっと先だろうと思い、こっちの気が重くなりました。 ツッパリ連中の社会の受け入れ先の一つとして必要悪、と思っているわけではありません、反社会的勢力、暴力団のこと。あ、これも小説で書く類たぐいですね、一言で言えるわけがありません…すいません気を持たせて…でも一言だけ。とんでもない連中がいるおかげで…それほどでもないとんでもない連中が生まれる。本当のとんでもない奴がいる限り再生産される恐れがあるわけだ。これはたぶん、連中の理屈でもある。屁理屈と一蹴できないところが辛いところ。 ちょっとだけとんでもない奴がたくさん集まるととんでもないことになる…小説の題材ですね。サラリーマンの世界でも、ちょっとだけワザ使う連中が集まるとそれがパワーになる。男世界の悪事を暴く…今度の小説で書きたいと思ってます、って小説なんて初めて書くみたいなものなのに、こんだけでかいこと言っとかないと…書き出す前に、テーマの大きさにひるんで気持ちが萎えてしまうか、敵前逃亡したくなってとてもじゃないけど書けませんね。昔の裏の世界で敵前逃亡では男が立たぬとか言われてたそうですけど。 つっぱるには理由がある。 糊と理屈はどこにでもくっつく、、、やくざ研究家で大学のロシア語専攻のその友人によればロシアの格言だそうです。 歯切れの悪い終わり方ですいませんがいろいろ思い出しそうで話が長くなるといけませんので今日はこれで終わります。それにつけても、つくづく足を踏みはずさなくて(文字通り建築足場から、落ちなくて)良かったと思います。誰かがぼくのことを評して… いちまるさんは運がよかっただけ、だって。うん(納得)。
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その通りだと思います、専門家もそう言ってます。足を洗って出直す時、地域の皆がどのように手助けしてくれるかがポイントであると言う本を読みました。自分を取り巻く、守ってくれる環境を社会資本と言うのだそうですね。
実は私の遠縁ですごいツッパリ女だった人が、ヤクザの使いっパシリ(要するにチンピラ)と結婚したんですね。みんなが止めれば止めるほど意地になる。それから15年ほどたって、夫婦で自殺しました。山の中で車を止めてガス中毒。二人して好き放題してかなりの借金を負っていたという話。親戚・知人は自業自得みたいなことを言ったのですが、最近ずっと考えていて、もしかしてこれは借金のかたにヤクザに生命保険に入らされ、自殺を強要されたのでは、と思うようになりました。気の毒なのは、ヤクザとかかわったこと、それから借金をしてしまったこと、なのですが、一番の悲劇は、助言する知人も匿ってくれる友人もいなかったことじゃないでしょうか。