1月16日(火)
歳をとると涙もろくなる。どうしてか?もしかしたら感動することが多くなったと考えれば…特に問題ない。
昨日も四つ木御殿に行って絵本を見ていてその中の絵本の画面の美しさにはっとしてしばらく見入ってしまった。1ページ開くと世界が開ける。全くうまい仕掛けだ。
葛飾区の広報に掲載された、絵本を作りませんかという呼びかけに応じてきた人はまだいないが、その準備をするだけで楽しかったので良しとする。
手抜き料理のレパートリーが広がったのでこれまた愉快、酒のつまみも適当に作ることを覚えたので晩酌が楽しみ。日本酒の菊正とサントリーウイスキーの角瓶があれば酒のつまみに合わせて、または日本酒かウイスキーその日に飲むものに合わせてつまみを作ればいいので気楽。
たくさん飲みたいとも思わないし多分飲めない。お酒を飲んで晴らさなければいけない憂さも今のところ少なくなってきた。
健康寿命もまあまあ楽しめた…後はお迎えを待つ、、なんて紋切り型のセリフまで思い出す始末。
落語に出てくる長屋のご隠居さんでも演じ、さらに、書き始めた小説も棚上げ。楽天いちまる老人日記に変更しようかな。
老人に挫折は無い。挫折は覚悟をもって邁進する人にあるもので、ボンクラには無縁、そのうちまた「躁」状態が来たら再開するかも。いやはやだらしなくてごめんなさい。
老人にも通信簿があれば…小学校の時によく書かれていた、「投げやりなところがある」と、書かれるだろう。本来の自分に回帰しただけなのかもしれない。
だとすれば…投げやりなわりには今までよくやったと自己評価してやりたい…あはは🤣
ええ、とても涙もろくなりますね、感情失禁っていうんですってね。
義兄の葬儀で八十七歳の義姉が「ウエー」って感じで泣き出し、亭主が「ショーは止せ」と言ったときは私が怒りました。確かに「見せる」ことが好きな人だったけど、その年ではそんな顕示欲や虚栄より何より、感情のコントロールができなくなっているんだから、そういうことを言わないの。
一連の行事が全部終わって帰途に就くとき、その義姉に「上の弟に逝かれて、ハンジ(小さなハンス)だけになっちゃった。私のハンジのこと、よろしくお願いね」と言われてびっくり。勝気で意地悪で、こんなこと口にする人じゃなかったのに。それはそれで、哀しい。