12月18日(月)
ほんの少しでも、何かが新しくなれば、何かが始まると言ってみる。
少しスポーツをして、下手な楽器を鳴らし、ちょっと小説なんか書いてみる。
気取ってるわけではなくて、これが楽。
健康であればこそ。
昨日の日曜日はとても日曜日らしく感じました。特に変わったことをしたわけでは無いのですが…気分が日曜日。
さてと今日はまた兄の新しい住まいに出かけ、手続きの仕上げに行って参ります。
ほころびの直し、目立たないけれどそんな仕事…年寄りにはぴったりの仕事かもしれないと思いました、めんどくさいけど気分がいい。
目立たないのがめんどくさくなくていい。
曜日感覚でしばらく暮らしてみよう。
と言うわけで今日は「月曜日」をする
昨日は友人夫妻二組とランチに行く…と思っていました。念のため9時半に電話を入れて「食事は13時からだよね」と訊くと、「え、11時半からよ」。あ、そういえば今回は大きなホテルでブランチだって言ってたっけ。慌てて用意して出かけ、途中で亭主が道を間違えて大部遅れて到着。食べたい放題のビュッフェって便利なんですが、小食なのでブランチでもコンチネンタル・ブレックファーストで十分なのに。
クミコさんが「高いのよ、ここ。もったいないじゃないの、もっと食べなさいよ」というので、「もったいないからと食べてお腹こわしたら意味ないから」と答えたら、女医のクリスチーネが「そういえば、クミコ、あんたに成分を聞こうと思っていたの」と取り出したのが何と正露丸!!どこで手に入れたのかと思ったら、もうだいぶ前からクミコが帰国する都度頼んでもってきてもらっているそう。
以前から成分を訊かれていたけど面倒くさいから答えてないクミコがいうので、箱の能書きを見ると木クレオソート、甘草、オオバクなどとあり、全部携帯で調べられました。(クミコは、字が小さくて見えないというのも言い訳にしていた。)それにしても、ドイツの60代の医師夫妻が正露丸を持ち歩いているというのが、何ともはや。これもグローバル化の証??
正露丸は懐かしいけれど、それとドイツで再会するなんて。これ、私は子供の頃飲んだのが最後で、お腹を下すことはあまりないので(胃痛はある)不要でしたが、その匂いもきついので敬遠していました。匂いそのものが嫌いというより、こんな兎の糞みたいな形の、強烈な香りの薬を口に入れるのが厭で。
最初その瓶を見たとき「これってクレオソートみたいな匂いがしない?」と私が言ったのですが、その通り、木クレオソートが主原料。これはブナなどの樹脂から摂るそうです。ブナならドイツにもあるし、正露丸の特許も切れているはずだから、ドイツでも作れるのに、こういう常備薬っぽいものを作ろうなんて、ダサくてビンボー臭くて欧米人は相手にしないのですね。
何を言いたいかというとですね。イメージがダサくて老人が相手の品っていうのは、案外、先進国でニッチマーケット(隙間市場っていうのかな)なんだと思いました。いわゆる定番の品。でっかいゴージャスなホテルのブランチで、食べ過ぎて正露丸、というのがとっても気に入ったのでした。