12月12日(火)
お昼過ぎ兄が使う部屋の防炎カーテン買いに行きました。施設で使うものは防炎、と係りの方も心得ていて明るいグレー系の無難なものを選びました。
図書館に出向き…リサイクルコーナーへ行き、回転いすの良いのを見つけました。500円払って、えっちらおっちら運びます。座面と背もたれが曲げ木細工、油圧で昇降します。
その間に兄からの電話で…兄のリハビリセンターに業者から届いた「歩行器」が使い勝手が良かったらしく…なかなか良いよ、と伝えてきた。久しぶりに聞く兄のほっとした気分にこっちまでほっとする。
KBCのA さんのタクシードライバー体験実録シリーズ?が全国紙日刊ゲンダイでスタートした…びっくり仰天、、新聞記事をアップしてくださったので読んでみるとなるほど、本当の話の迫力満点、夕刊フジの紙価を高めることにもなり本当にめでたい🎉
知り合いの税理士さんのニュースレターで「知覚動考、、ともかくうごこう」という言葉を知りました。Aさんの行動力、刺激になりました。
白状しますと…「動くしかない」という気持ちが正直なところです。みんな頑張ってる。僕も頑張る。
去年の今頃は今住んでいる家のリフォームで忙しかったっけ。兄の環境の変化を含めて、今年も何とか無事に暮れそうで、気分的にも着地にこぎつけたかなと、今の気持ちを分析すればそんなところです、ほっとしています。
とかく落ち込みそうな毎日が、小説書きという暇つぶしに大いに救われたなぁとこれは実感です。
(今日は明け方…いつものように今日の分のコメント?を載せている時、スマホによる養老孟司と若い学者さんが映り込んできた。YouTubeのボリュームを最大にして聞き取ろうと思うのですが声は聞こえるけどけど聞き取れない、情けない。
それでも養老さんの主張はいつものように単純でわかりやすい… AIに、彼が言いたいことは、人間の脳がAIに騙される危険性、と僕は取りました。それはかなり多くの人が恐れていることでは無いでしょうか?
そもそもAIなんかなくても人間は「自分の都合の良いように騙されたい」ものだと僕は今考えました。AIがそれを加速させることが問題で、その問題はとても深刻。
哲学者は養老さんのようにわかりやすく、もっとはっきりものを言うべきだと思います…例えば僕も何度もあげているように…三木清がこう言ったと僕は友人から聞きました…世の中は良識ある人々によって成り立っている。
確かにそうだとは思いますが…良識そのものも疑ってかからなければいけない時代に差し掛かってきた)
良識・見識、これって最近はほとんど耳にしなくなった言葉ですが、派手さや華やかさが優先するメディアにとってこんなものは詰まらないから話題にしない。本当はとても大切なことだよ、と教えるべき教師や両親がそれを等閑にしているのは、彼らにも自信がないからだと思います。誰が何といおうとこれだけは守れ!と胸を張って言う大人がいないことは、子供にとって不幸です。
ただ、こちらでいろんな国の社会現象を見ていると、それでも日本はかなりマシな方だと実感します。欧州人というのは子供への媚びもあるのですが、それより「面倒くさい」ことを嫌う。何しろ英仏独でもその他の小国でも、まず自分たち大人の楽しみや快楽が優先され、子供の意思を尊重するとか何とか言って、考えることを怠けている。たまに聞く「子供のために」という言葉はたいていが子供をダシにしているだけ。
「動く」については、自分なりにちょっと工夫している部分があるんですよ。前に日本人女性会で運動・活動の意義がやたら強調されていたので、私が「ヤダ!!できるだけ動きたくな~い」と言ったら、一人が「でもあなた、全然太っていなくて、動きも軽いじゃないの。実際はずいぶん動いているんじゃないの?」と訊くんですね。
それは全く見当はずれでもなく、というのは、私なりに、外出などしなくても体を使う方法は考えているのです。皿や鉢を洗うには食洗器があるのですが、大きめのフライパンとか鍋をそこに入れるとすぐいっぱいになるし、小さなものはわざわざ機器を使うまでもないので、手で洗うこともよくあります。そしてそれらを乾かすのには、室内の暖房器具を使って、そこに載せたり掛けたりしますが、その暖房器具はできるだけ台所から遠い部屋のを選ぶ。つまり行ったり来たりの距離が長い場所です。
昔、仕事をしていた時に「生産管理」の専門家たちが途上国の人たちに「導線を短くして、工程を合理化(ストリームライニング)する」方法を教えていましたが、私はできるだけその導線を長くしてそれを繰り返し、いやでも一見無駄な動きをせざるを得ないようにしています。おかげで健康診断でも「足の筋力は結構あります」と言われています。非合理化というのも、面倒なことも、実はなかなか利点があるみたいですよ。