12月10日(日)
昨日朝早く兄の家に行き、朝7時から開いている近所のガストで朝食、甥っ子たちが来る前に兄の施設に運び込むものを小分けしてケース(100円ショップで買った水切りカゴ)に入れておいた。見出しをつけなくてもカゴそのものが分類になっている、というかそういう分類にしてある(筆記用具、タオル・ふきん、コーヒー・お茶・粉ミルク、電気のコード類、ので探し物をする必要がない。運ぶ時は重ねて運ぶ。小は大を兼る(大きな入れ物は見た目すっきり便利に見えるだけ、分類してないので必要なものがすぐに取り出せない)。
乗用車だけれども、兄愛用のでっかい椅子をまずは詰め込む。その後乗用車の隙間に詰めるだけ詰め込んで(1個1個は小さいケースなので隙間にどんどん埋めていけばかなりの量が入る)1回で運び終わりました。
移動先の個室内にとりあえずカーテンを設置し、テレビ台を組み立てテレビを置き、ケーブルにつないで映ることを確認、ベッドを除く寝具類も業者さんから直接仕入れたものが届いていたので、それも個室に運び込み梱包を解いた。
無事終わったことを兄に伝え写真を送り現地解散。甥っ子の1人にバス乗り場を教えてもらい途中まで同行、土曜日だというのにまた仕事に戻っていった。
(甥っ子2人は忙しすぎ…そうしなければ振り落とされる、追い抜かれる、生き残れない、、結果、男も女も、仕事、子育て、教育に振り回される、振り回される子供こそ良い面の皮。
遊びが遊びにならないで真面目に遊んでしまうから一種の勉強になっちゃう、課外授業。
こんな世界に誰がした、僕らに決まってんじゃん。
頭も金も使わずにいい仕事できるのかよ。
忙しすぎて手抜きもできない仕事なんか仕事じゃない、罰だ、罰当たり奴/め、、
とまぁ金があっても暇がない連中を代弁するとこうなる、、かな?金の使い方も知らない…身内なんで悪口が言える)
帰りは途中下車してことりカフェさんに寄り遅い、おいしい昼食いただき、プールで体をほぐし…そのまま四つ木の蕎麦屋で熱燗でいっぱい、、バタンキュー。
兄も少し安心した様子。
兄の身の回りにあった、愛着そのものの物を(意識するしないにかかわらず)そのまま移動しただけなので慣れれば、それほど前の環境との違和感なく、その延長線上で施設内の人々との交際も楽しめるようになれると思う(この辺の微妙な感情は年寄り同士じゃないとわからない)がやれやれ一安心です。
甥っ子2人もかいがいしく動き回っていたのでまずは合格点をあげました、、あはは。親の気持ち、おじさんの気持ちなど、今わからなくても…いずれ、時期が来れば嫌でもわかるでしょ。
兄弟姉妹というのは、例えば相続に関しても「最低遺留分」というのはなくて、死んだ人が自分の配偶者と子供に全遺産を残した場合に兄弟がそれに異議を唱えることはできないという法律になっています。(日本の戦後の法律はドイツに倣っているので、この点は日独共通。)私の言いたいのは、それに対する不満ではなく、配偶者や子供のような恩典がない以上、支援・扶養義務も全くない、ということ。つまり兄弟姉妹が貧苦・病苦に喘いでいても「関係ない」といえることです。
実際は全くの知らん顔もできない。とはいえ、適当におためごかしでお茶を濁すのが通常ですが、いちまるさんの場合、そして私の夫の場合、本当に親身になって同胞(はらから)の世話をしているのが驚きです。いちまるさんのお兄様に関しては、息子さんたちがいるし、私の夫の姉の場合は子供はいなくても亡夫からの財産がたっぷりあるので、孤独死だの、さらにひどい「野垂れ死に」などの怖れは全くないのですけれど。
お兄様ご当人は、ご実弟から篤い保護、しっかりしたケアを得られていることを認識しておられるようで、それは大きな救いですね。義姉の場合は・・・よく分かりません。とにかく自分のこと第一で周囲への配慮などゼロ、これは私自身の母の晩年を見ているので、こんなものかという諦めはあり、また一応夫の姉ということで私も最低のことはしますが、余り心は籠っていないと思います。
だってね、子供がいないために弟たちが自分の財産を受け継ぐことになるのは厭だから、ちゃんと遺言を書いて、30年来のお手伝いさんだか遠縁の息子だかを相続人にしたという。そして弟に財産を遺さない理由は、弟の「どこの馬の骨とも分からぬ東洋人の妻」に最終的に自分の財産が渡るのは我慢できないから、ですって。それを堂々と言明したのはもう10年ほど前、彼女がまだ元気だった頃のことですが、何ともすごい言いぐさでしょう。いうに事欠いて、この人種差別。これで心を込めてお世話しろって言われたら、そしてそれが私の夫の期待するところなら、この東洋人のチビの妻はさっさと日本に帰ります。
あんなに意地悪され馬鹿にされても、今は半病人で頭もおかしい彼女に、決して仕返しなんかしない、という「消極的善意」だけでもありがたいと思ってほしい。私は天使じゃないんだからね。
あら、どうしていちまるさん相手にこんな愚痴を吐露しちゃったのかしら。