4月27日(日)
まだまだ言葉には力がある。ハンディのある人で言葉しかない人を思えば、そう言ってしまっては、失礼この上ない。
ビジュアル全盛時代に言葉に頼っていくのは時代遅れ?もちろんそんな事はなくて、たった一言が世の中を掻き分けていくことだってある。とりあえず言葉で自分自身を励ます。
今を生きる。残された時間を思えば、そうするしかない。そうすればいい。そうなればいい。そうなると思う。だから、多分僕は主に言葉で発信していく。それしかない。
言葉で自分を補強していって腰を強化する…重いものを持つときに腰に安全ベルトをするようなもの。それでなくても老化して弱ってきている足腰、しっかりメンテナンスして余生を頑張る。いつまで体がついていくかどうかは神のみぞ知る。
以下は、微助っ人クラブの「私設日曜版」のコピーです。チョット見してくだされば幸いです。一足お先にこちらに公開です。⬇️
微助っ人いちまる日曜発信
一微助っ人の今の心境、年寄りの独り言です…お暇な方お付き合いください。
木金土日は僕の勤務時間帯。どこに勤務しているか。資料室に勤務しているということにする。資料室とは…僕が今住んでいる1階の4畳
半、通称焼き芋ルームのことです。
資料室には、10年前から20年前に読み捨てられた本や写真集や辞書類が積んである。流行っていた言葉の辞書もある。今、机の横には「新しいことわざ絵辞典」「みんなで国語辞典!これも、日本語」が資料として仲間入りした。
今から40年位前、1985年のプラザ合意による円高不況、バブルが弾けるちょっと前、僕も所属していた国内のゲーム業界は好調、丸ごとアメリカの会社に買収された会社に就職した僕は当時事務員をしてました。
100人ぐらいの会社の帳簿組織を事務分析、標準化し、電算化する仕事を担当していましたが、一段落がついた頃…僕は資料室勤務を命じられた。その時 総務部の同僚が言った一言いまだに覚えてる。用済みになると資料室勤務になるんだよねー。
当時、根拠のない自信過剰でいい気になっていた僕は、、そういう仕事は僕には向いてない…ってんで、退職して友人達と新しい仕事始めました。突っ走ったのは良いものの… 1年後、僕は人事管理のミスを犯し、直接の責任者ではないものの、キリが良いので、そこも退職した。お金もない。コネもない。
話はちょっと端折りますが…
そこでお金がなくてもできる、すぐお金になる、時代が変わってもなくならないだろうペンキ屋になったのでした。
30数年それで食って、今またお払い箱になる寸前…30数年前に戻って資料室(焼き芋ルーム)勤務(そう考えると、頭の中が整理つく)。体力不足になっても取り組める仕事。まだやれる仕事があった。真面目に取り組めば、きっと奥は深い。
おまけに、資料室にいればたまに誰かが訪問してくれる。それが嬉しい☺️狭い四畳半の焼き芋ルームは僕の資料室、まだできることを探そう。今日も長い独り言でした。お退屈様。
この世とのおさらばと言えば、ある小説を読んでいた時、「今日は死ぬのに持ってこいの日だ」と言う詩の一節が引用されていて、詩人の名はアメリカ人のナンシー・ウッドだというので調べたら、次のような詩でした。
Today is a very good day to die.
Every living thing is in harmony with me.
Every voice sings a chorus within me.
All beauty has come to rest in my eyes.
All bad thoughts have departed from me.
Today is a very good day to die.
My land is peaceful around me.
My fields have been turned for the last time.
My house is filled with laughter.
My children have come home.
Yes, today is a very good day to die.と
My fields have been turned for the last time
の光景はよく分かります。私の住まいの近辺は牧畜が多いのですが、ライン川のほとりに降りていくと、今の季節は穀物の種まき準備に平野が耕されていて、黒々とした土の色とその香が郷愁を誘います。
でも私としては、Today is a very good day to die or live
と言い換えたいですね。今は未だ、もうちょっと生きたい、かな。80を越えたら「お任せ」という気分になりそう。それまでにall bad thoughts have departed from meとならないと。
おはようございます。こちらは未だ午前中、といっても10時になりましたが。
あ、資料室っていい呼び名ですね。私も新聞の切り抜きや読みかけの本や積読本が散乱している自分の部屋をそう呼ぼう、何だかかっこいいから。でも「資料室」と呼ぶからにはもうちょっとそれらを整理すべき、と言うことは分かっています。すぐ元の木阿弥になるのでやる気が失せるのです。
パソコンをオンにしたら画面の下に「今日は花粉が大量に飛びます」というアナウンス。はい、黒い森ですので針葉樹が多くて、この時期は樅やトウヒの花粉が大気中にあふれているみたいです。私は花粉アレルギーがないので分かりません。こんな森に棲む身として花粉症がないのは本当にありがたい。
でも日本は(国土が狭いせいか)都会でも花粉が乱舞しているようで、品川区に住む友人は毎年くしゃみと鼻汁でティッシュが手放せず鼻の頭が真っ赤になるとのこと。私の田舎は海と山の間のこじんまり(?)した平野で、多分子供の頃から花粉に馴染んでいたのでアレルギーにならないのだと思っていましたが、いや、幼馴染みで都会で暮らすようになって花粉症になったという人もいるから、体質とか幼いときの環境とか遺伝子とかどの説も今一つ説得力がありませんね。
こちらに住み始めて海がないことがちょっと残念でしたが、ある日散歩していると風が強くなり森の木が揺れ始めて
・潮鳴りの音して唐檜の森は揺れ 異郷も今は故郷となりぬ
と詠んでみたりしました。
今日はお天気がいいので久しぶりに散歩しようと思います。