🌻🌹🌸(碧ことり)
「私、がんばりました」と私をまっすぐに見て、彼女はきっぱりと、そして自信に満ちた声で言われました。なんて力強く静々しい方なんだろう、と感動しました。
オリンピックやパラリンピックの選手の言葉ではありません。夏の初め頃、谷中の雑貨店でのお話です。障がいのある方々の作品が並んでいます。
こぎん刺しのブローチ、がま口ポーチ、ヘアバンド…などなどの手作りのステキな雑貨がぎっしりつまった、小さなおしゃれなお店「Yanaka 753」に2度目に伺った時、彼女に出逢いました。商品説明をしてくださる中で、ご自身のことも話してくださいました。
以前、ご自身も遠くから通所されていたこと、ショップカードのデザインもされたこと。そして、今の仕事のお話…。驚き、感心しうかがっていましたが何故か私にも力が湧いてくるのです。
私もささいなことで良いので彼女のように「私がんばりました」と言えることを増やしていきたいと思いました。
8月は畑の雑草と格闘し、がんばりました。今月からは2階の片付けをがんばろう! 彼女とは比較にならないほどの話ですが。
このお店がきっかけで、荒川区あさがおさんとつながることができました。「クロワッサンラスク」おいしいですよ!! パンの日に登場します。
先の見えない毎日ですがKOTORI CAFE は今まで通り、のんびり営業します。
ろれさん。びすこさんのコメントでヒントいただきました。丁寧な気持ち、しぐさ、仕事をするために必要なのは「工程を増やすこと」、なら、車のついた腰掛けに座って「少しだけやる」、後は他の人がやる。これと同じようなことを僕は実践しています。とにかく途中で止めるのは得意中の得意、最近はご飯を食べていて途中で飽きちゃってそのまま蓋をして冷蔵庫にしまってしまいます、人生に飽きないための僕の方法です、あはは🤣
日本に帰れなくなって(ドイツは日本をハイリスク地域に指定、日本はドイツその他の欧州国を「入国拒否国」に指定、こっちの言い方の方がきつくない?)、私はちょっとホームシック気味。
茄子農家の浩ちゃん(農業日誌を置いてある小屋に近所の従弟の孫が入ってきて日誌にマジックで落書きし、読めなくなったと嘆いている)や、50歳過ぎて植木屋として独立した幸ちゃん(数年前に肺癌の手術して夏はきついとか)や、民生委員として高齢者の家を廻っている明美ちゃんのことをよく考えます。
世の中には、ほんに偉い人が多いのお。片づけとか草むしりとか、私は苦手、だって面白くないんだもの。その代わり、代わってやってくれる人を見つける才能(?)はあります。これもセレンディピティって言えるでしょうか。